結論
G20型(2019年〜)の電池は「CR2032」。
工具なし・約3分で直ります。
↓ これを買えばOK。100均・コンビニのCR2032でも大丈夫です。
✓ 細身でフラットな新世代キー(G20型・2019年式〜) このページのままでOK(ツーリングG21も共通)
✗ ぼってり厚い角丸キー(先代F30型・2012〜2019年) 電池はCR2450で別物。買い間違い注意
この記事の目次全9項目
対象の車
対象は3シリーズ(G20型・2019年式〜)のセダン、318i/320i/330i/330e(プラグインハイブリッド)/340i・M340i xDrive/318d・320d・330dです。同じ世代のツーリング(G21)も、細身でフラットな新世代キーであれば電池・開け方は共通です。先代までのぼってり厚いキーとは見た目が明確に違います。
先代との違い
BMWのキーは世代ごとに電源方式と電池が違います。先代の感覚でCR2450を買ってきてしまうのが3シリーズで一番多い失敗です。
| 世代 | 年式の目安 | キーの形・電池 |
|---|---|---|
| E90 | 2005〜2012 | 斜めカットの旧型キー・充電式(交換不可)の個体あり |
| F30 | 2012〜2019 | 黒い角丸の一体型キー・CR2450 |
| G20(このページ) | 2019〜 | 細身フラットキー・CR2032 |
見分け方はシンプルです。キーが薄くフラットならG20=CR2032、ぼってり厚い角丸ならF30=CR2450。一番確実なのは、一度開けて中の電池の刻印(CR2032)を見ることです。
用意するもの
電池はCR2032です。入手性は抜群で、100円ショップ・コンビニでも売っています。確実に使いたいならパナソニック・マクセルなどの国産ブランドが安心です。
工具は基本的に不要です。心配な方は細いマイナスドライバーを1本用意すると確実です。
交換のしかた(6ステップ)
CR2032 電池交換 4ステップ
🔓メカニカルキーを引き抜く
リモコン下部のリリースボタンを押しながら、銀色の金属キー(メカニカルキー)を引き抜きます。
🔧キーケースを分離する
引き抜いた金属キーの先端を、リモコンの溝に差し込んでテコの要領で開きます。爪傷防止に布を挟むと安心。
🔋CR2032 電池を交換する
古い電池を外し、新しい CR2032 を「+」面を上にセット。指紋が付かないよう端を持つのがコツです。
✅ケースを閉じて動作確認
カチッと音がするまで押し込み、メカニカルキーを戻して完了。ロック/アンロック動作を必ず確認します。
G20のキーは薄くフラットで、裏ぶたをこじ開けて外すタイプです。表面のピアノブラック部分は傷が目立ちやすいので、金属工具で表を擦らないよう注意します。
- キー側面または背面のリリースボタンを押し、内蔵の金属キー(緊急用の予備キー)を引き抜く
- 抜いた跡の溝(または裏ぶたの縁)に爪か薄いコインの端を当て、少しずつ裏ぶたを浮かせて外す
- 古いCR2032を取り出す。外す前に、+面がどちら向きか覚えておく。
- 新しいCR2032を、+面を上(裏ぶた側)に向けてはめ込む
- 裏ぶたを「カチッ」と音がするまで戻す
- 金属キーを差し戻し、ドアのそばで施錠・解錠して動作確認する
合わせ目を浮かせるときは1か所に力を集中させず、全体を均等に動かすと薄いツメが折れにくいです。表のピアノブラックにドライバーを当てると傷が残るので、作業は必ず裏側の溝から行ってください。
型番を間違えないために
| 型番 | 直径×厚さ | G20での可否 |
|---|---|---|
| CR2032 | 20.0mm × 3.2mm | 正解 |
| CR2450 | 24.5mm × 5.0mm | ふた回り大きく入らない・先代F30の型番 |
| CR2025 | 20.0mm × 2.5mm | 直径は同じだが薄くて接触不良 |
先代F30のCR2450と混同しやすいので要注意です。「20」だけで判断せず、末尾まで(2032)確認してください。
交換しても反応しないとき
- 電池の向き:+面が上(裏ぶた側)になっているか。もっとも多い原因です
- 型番違い:CR2032ではなく薄いCR2025を入れていないか
- 裏ぶたの収まり:最後までしっかり閉じているか
- 警告表示の消え方:交換直後はメーター警告が残ることがある。施錠・解錠を数回繰り返すと消えることが多い
- 電池の鮮度:買い置きの古い電池は電圧が落ちていることがある。別の新品でも試す
ここまで確認しても直らない場合は、キーをエンジンスタートボタンに直接タッチさせるとエンジンはかかる設計です。出先での応急手段として覚えておくと安心です。それでも改善しない場合は、キー本体の基板故障やリモコン登録が外れている可能性があります。原因の切り分けはBMW スマートキーが反応しない・電池交換だけじゃ直らない時の原因5つと対処法も参考にしてください。
よくある質問
Q. ディーラーに頼んだらいくらかかりますか? 工賃込みで1,000〜3,000円程度が目安です(業界相場)。作業自体は簡単なので、自分で行えば電池代(200〜400円)だけで済みます。
Q. CR2032はどこで買える? コンビニ・100円ショップ・家電量販店・ネット通販のどこでも手に入ります。
Q. 交換後にメーター警告がすぐ消えません。 交換直後は警告が残ることがあります。施錠・解錠を数回繰り返すと消えることが多いので、しばらく様子を見てください。
Q. スペアキーも一緒に替えるべきですか? 普段使わないスペアキーも同じように弱ります。CR2032は複数個入りで売っているので、まとめて替えておくと安心です。
このシリーズの完全ガイド
BMW DIY整備ガイド 3シリーズ・X3・X5 車種別メンテナンス【2026年版】 で、BMWで自分でできる整備作業を車種別にまとめています。
BMW スマートキーの作業に1本あると安心:精密ドライバー
G20のキーは基本工具なしで開きますが、合わせ目が硬い個体や、他のBMW(底面に小ネジがあるタイプ)も触る方は、精密ドライバーが1本あると確実です。VESSEL TD-56 精密ドライバー6本セットは6サイズ入りで、BMW/MINI/Mercedes/フォルクスワーゲンのスマートキーに幅広く対応できる定番です。
刃先が摩耗した家庭用ドライバーで無理にこじると、キーのツメや表面を傷つけてディーラー修理5,000〜10,000円コース(業界相場)になることも。精密ドライバー1本(1,500円程度)の備えで防げます。
3シリーズの維持費、ついでに1分だけ。 電池は300円で直ります。でも保険と車検は、見直すだけで年間数万円変わることがあります。
- 3シリーズの保険料を無料で比較・見直す(輸入車は保険料が割高になりがちです)
- 車検・修理が安い輸入車対応工場を探す
- いまの3シリーズの買取相場を無料でチェック(乗り換え判断の材料に)
この記事は、現役で輸入車販売店を経営する立場から、G20オーナーがディーラー見積もりに迷わず数分で解決できるよう、現場での相談事例と公式仕様をもとにまとめました。 — 現役・輸入車販売店オーナー

