この記事でわかること
- VW ID.4のスマートキー電池は CR2032(最も入手しやすいボタン電池)
- EVならではの注意:キーの電池と「走行用バッテリー」は別物
- フォルクスワーゲンキーの「裏ぶたスライド式」の開け方
- 間違えやすい型番(CR2032 vs CR2025 vs CR2016)
- 交換してもキーが反応しない・ドアが開かないときの対処
- 対象グレード(自分の車を確認)
対象グレード
このページは ID.4(電気SUVクーペ) に該当します。2021年式以降が対象です。
- ID.4 Pro(77kWh)
- ID.4 Pro S(77kWh)
- ID.4 GTX(AWD)
ID.4はフォルクスワーゲンのEV専用キー(アドバンストキー)を採用しています。電池は最も普及しているCR2032なので、入手で困ることはありません。グレードを問わずキー本体の構造は共通です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象車種 | ID.4(2021年式〜) |
| 電池の種類 | CR2032(3V コイン形リチウム電池・100均・コンビニで購入可) |
| 交換費用 | 300〜500円(電池代のみ) |
| 所要時間 | 約3分 |
| 必要な工具 | 基本不要(個体により小さなマイナスドライバーがあると安心) |
| 難易度 | ★☆☆ 初心者でもOK |
ID.4の電池CR2032は、世の中でもっともよく使われているボタン電池です。ホームセンター・100円ショップ・コンビニ・家電量販店のどこでも手に入ります。
EVならではの注意:キーの電池と「走行用バッテリー」は別物 {#ev注意}
ID.4はEV(電気自動車)なので、ここを最初に整理しておきます。**スマートキーの中の小さなボタン電池(CR2032)**と、**車を走らせる大きな駆動用バッテリー(リチウムイオン電池)**は、まったくの別物です。
- キーが反応しない=キーのCR2032が切れただけであって、車の駆動用バッテリーが減ったわけではありません
- 逆に、駆動用バッテリーが満充電でも、キーのCR2032が切れていればドアの解錠やスタートに手間取ります
「EVだからキーが反応しないのは充電不足では?」と不安になりがちですが、キーの反応はあくまでキー内のCR2032次第です。落ち着いてボタン電池を交換すれば解決します。
用意するもの
電池:CR2032(ボタン電池)
入手性は抜群です。100円ショップでも売っていますが、長く確実に使うならパナソニック・マクセルなどの国産ブランドが安心です。
(あれば)小さなマイナスドライバー
工具なしで開く個体がほとんどですが、裏ぶたが硬いとき用に精密ドライバーが1本あると安心です。
交換手順:「裏ぶたスライド式」の開け方 {#交換手順}
ID.4のスマートキーは、BMWやベンツのように合わせ目を割るのではなく、メカニカルキーを抜いてから裏ぶたをスライドして外すタイプです(アウディと同系統の設計です)。仕組みを知っていれば力をかけずに開きます。
- キー側面のリリースボタン(スライドスイッチ)を操作して、内蔵のメカニカルキー(緊急用の物理キー)を引き抜く
- メカニカルキーを抜いた跡を起点に、裏ぶたを本体の長手方向にスライドさせて外す(こじ開けるのではなく、ずらすイメージ)
- 古いCR2032を取り出す。外す前に**+面がどちら向きか覚えておく**(VW/Audi系は+面が下=ケース側の個体が一般的)
- 新しいCR2032を、外したときと同じ向きにセットする
- 裏ぶたを元の位置までスライドして「カチッ」とはめ、メカニカルキーを戻す
- ドアのそばでスマートキーのボタンを押し、施錠・解錠で動作確認する
ポイントは手順3〜4の電池の向きです。VW/Audi系のこのキーは+面を下にする個体が多く、BMW・ベンツの「+面を上」とは逆になりがちです。外す前に向きを確認し、同じ向きで戻すのが失敗しないコツです。
間違えやすい電池の型番(CR2032・CR2025・CR2016) {#型番の間違い}
CR2032は入手しやすい反面、棚に似た数字の電池が並ぶため、型番の読み違いによる誤購入が起こりがちです。
| 型番 | 直径×厚さ | ID.4での可否 |
|---|---|---|
| CR2032 | 20.0mm × 3.2mm | ✅ 正解(これを買う) |
| CR2025 | 20.0mm × 2.5mm | ❌ 薄くて接触不良・脱落しやすい |
| CR2016 | 20.0mm × 1.6mm | ❌ さらに薄く、まともに接触しない |
直径はどれも20mmで同じですが、厚みが違います。CR2032より薄いものを入れると接触不良で反応しません。「20」だけ見て買うと取り違えやすいので、末尾まで(2032)確認して購入してください。
キーが反応しない・ドアが開かないときの対処 {#反応しないとき}
電池を替えても反応しないときは、次の順で確認します。
- 電池の向き:外したときと同じ向き(VW系は+面が下の個体が多い)になっているか。最も多い原因です
- 型番違い:CR2032より薄いCR2025・CR2016を入れていないか
- 裏ぶたの収まり:スライドぶたが最後までしっかりはまっているか
- 電池残量:長期在庫の新品は電圧が落ちていることがあるので、別の新品で試す
そもそもドアが開けられないとき(電池が完全に切れて締め出された場合)は、スマートキー内蔵のメカニカルキーで物理的に解錠できます。運転席側ドアハンドル付近の鍵穴の位置は取扱説明書で確認してください。乗り込んだら、スマートキーを車内の指定位置に近づけることで起動できる設計です。
ここまで確認しても無反応なら、キー基板の故障やリモコン登録が外れている可能性があります。その場合はフォルクスワーゲン正規ディーラーまたはVW専門の整備工場へご相談ください。
よくある質問
Q. ディーラーに頼んだらいくらかかりますか? 工賃込みで1,000〜3,000円程度が目安です。ただしID.4の電池交換は簡単なので、自分で行えば電池代(300〜500円)だけで済みます。
Q. 電池の寿命はどのくらいですか? 通常使用で1〜2年が目安です。施錠・解錠の反応が鈍くなる、またはメーター内に電池残量低下の表示が出たら交換のサインです。普段使わないスペアキーも同時期に弱りがちなので、2本まとめて替えておくと安心です。
Q. キーの電池が切れると車が動かなくなりますか? いいえ。キーのCR2032が切れても、メカニカルキーで解錠し、キーを車内の指定位置に近づければ起動できます。駆動用バッテリーとは無関係です。
まとめ
- VW ID.4のスマートキー電池は CR2032(100均・コンビニで300〜500円)
- キーの電池と走行用バッテリーは別物。反応しないのはキーのCR2032切れ
- VWキーは「割る」のではなく「裏ぶたをスライド」して開ける
- 電池の向きは+面が下の個体が多い。外す前に確認して同じ向きで戻す
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