まず結論:メルセデスの車検はいくら?

Mercedes(Cクラス・Eクラス・GLC・GLE・Aクラス)の車検費用の目安です。モデルの大きさと装備で幅がありますが、外車のなかでは部品供給が安定しており、相場は読みやすいメーカーです。

依頼先 総額の目安
ディーラー車検 14〜28万円
輸入車対応の民間整備工場 9〜18万円

★費用はサンプルベースの目安です(年式・走行距離・交換部品で変動)。

モデル別の費用内訳(Cクラス・Eクラス・GLC)

「自分のクラスだと、内訳はどうなる?」の早見です。法定費用+基本点検料+出やすい整備の3層で見ると、総額の理由が分かります。

費用の層 Cクラス(普通車) Eクラス(普通車) GLC(普通車・SUV) ラベル
法定費用(重量税+自賠責+検査手数料) 約4〜5万円 約4〜5万円 約5〜6.5万円 業界公表値
基本点検・整備料 4〜8万円 5〜9万円 5〜10万円 サンプルベース目安
出やすい追加整備(消耗品) 2〜10万円 3〜12万円 3〜14万円 サンプルベース目安
総額イメージ 10〜23万円 12〜26万円 13〜30万円 サンプルベース目安

★法定費用は国が定める固定額(業界公表値)で、どの工場でも同額です。基本点検料・追加整備は年式・走行距離・交換部品・依頼先(ディーラー/民間)で大きく変わるサンプルベースの目安です。GLEなど大型・重量級は重量税の区分が上がり、さらに高くなります。

💡 金額が動く理由はほぼ「3層目(追加整備)」。法定費用と基本点検は読みやすく、エアフィルター・点火プラグ・ブレーキ液・冷却水・AdBlue(ディーゼル)などの消耗品をいつまとめるかで総額が決まります。車検と同時にまとめると工賃が重ならず、トータルを抑えられます。

この差は整備工賃と部品の仕入れ値の違いです。民間でも同じ法定車検を受けられます。メーカー保証が残っている場合は、メルセデス・ベンツ認定工場での整備が推奨されます(保証条件を満たすため)。


法定費用(どこで受けても同じ金額)

「法定費用」とは国が決めた固定料金で、どの工場でも同額です。

メルセデスの法定費用の目安:約4〜5万円(Cクラス・GLCなど普通車クラス)

内訳は「重量税」「自賠責保険」「検査手数料」の3つ。ここは節約できない固定費です。GLE など大型・重量級モデルは重量税の区分が上がり、もう少し高くなります。


メルセデス特有:車検で出やすい整備

ここがメルセデスの車検で費用が動くポイントです。汎用記事には載らない、実際に効いてくる項目を挙げます。

1. ASSYST(アシスト)のサービス表示=メンテ時期のサイン メルセデスはメーター内に整備時期を知らせる「ASSYST PLUS」(旧 Flexible Service)機能があります。スパナのマークや「あと◯日/◯km」表示が出たら、オイルや消耗品の交換時期です。車検と重なりやすいので、表示が出ていれば車検と同時に対応すると工賃を節約できます。

2. ディーゼル車は AdBlue(アドブルー)補充を確認 Cクラス・Eクラス・GLCのディーゼルは排ガス浄化に AdBlue(尿素水)を使います。残量が少ないと警告が出るため、車検時に補充されているか確認を。放置するとエンジンがかからなくなる仕様なので要注意です。

3. 消耗品の同時交換でトータルを下げる エアフィルター・点火プラグ(ガソリン車)・ブレーキ液・冷却水あたりは走行距離で必要になります。バラバラに頼むと工賃が重なるので、車検と同時にまとめると節約できます。

見積もり時は「追加整備も含めた総額はいくらになりそうですか?」と先に聞いておくと、後から驚かずに済みます。


ディーラー vs 民間整備工場、どちらを選ぶ?

依頼先で「金額」だけでなく「できること」も変わります。まず全体像を表で比較してから、下の向き不向きを読むと選びやすくなります。

比較項目 ディーラー車検 輸入車対応の民間整備工場
総額の目安 14〜28万円(高め) 9〜18万円(抑えやすい)
専用診断機 XENTRY 完備(警告灯・コーディング対応) 工場による(要事前確認)
ASSYST等のリセット メーカー基準で確実 対応可の工場を選べばOK
メーカー保証との相性 ◎(認定工場整備が保証条件のことが多い) △(保証中は条件確認が必要)
純正部品 標準で純正 純正/優良社外を選択可(費用調整しやすい)
代車・待ち時間 整いやすいが予約混みやすい 工場により柔軟
向いている人 保証が残る・警告灯あり・メーカー基準重視 保証切れ・費用重視・近くに実績工場がある

★総額は前掲のサンプルベース目安と同じレンジです。保証が残っているうちはディーラー、保証切れ後は民間で費用最適化、が基本の考え方です。

ディーラーが向いている場合:

  • メーカー保証がまだ残っている(認定工場整備が保証条件)
  • 警告灯が点いていて専用診断機(XENTRY)が必要
  • ASSYST のリセットなどメーカー基準でやりたい

民間工場が向いている場合:

  • 保証期間が終了している
  • 費用を抑えたい
  • 近くにメルセデス・輸入車対応の実績がある工場がある

費用を下げる3つの方法

  1. 複数の工場に見積もりを取る(同じ内容でも3〜8万円の差が出ることがある)
  2. 楽天Car車検・グーピットなどの比較サービスを使う(近くの輸入車対応工場がまとめて出る)
  3. 消耗品をまとめて交換する(オイル・ワイパー・フィルターを車検と同時に頼むと工賃を節約)

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よくある質問

Q. 輸入車でも民間の工場で車検できますか?

A. できます。「国土交通省認証(指定)整備工場」であれば輸入車でも法定車検が受けられます。「輸入車対応」「メルセデス対応」と書いてある工場を選ぶのがポイントです。

Q. 保証が残っているけど民間に出していい?

A. 民間でも車検は通りますが、メーカー保証の条件に「認定工場での整備」が含まれる場合、保証を維持したいなら認定工場が無難です。保証が切れていれば民間で費用を抑えられます。

Q. 見積もりが相場より高かったら?

A. 追加整備を一つずつ「今すぐ必要か・次の車検まで待てるか」を説明してもらいましょう。納得できなければ他の工場でも見積もりを取り直して比較してください。

Q. ディーゼル車(C/E/GLC)で車検時に気をつけることは?

A. AdBlue(尿素水)の残量とDPF(すす焼き)まわりを確認しましょう。AdBlueは残量警告を放置するとエンジンが始動できなくなる仕様で、車検時に補充されているか確認を。短距離中心の乗り方だとDPFの状態も点検対象になりやすいので、見積もり時にディーゼル特有の項目を聞いておくと安心です。

Q. 車検と一緒に頼むと得な整備は?

A. エアフィルター・点火プラグ(ガソリン車)・ブレーキ液・冷却水・ワイパーなど、走行距離で必要になる消耗品です。バラバラに頼むと工賃が毎回かかりますが、車検と同時ならまとめて作業でき工賃を圧縮できます。「次の車検まで待てる項目」と「今やるべき項目」を分けて見積もってもらうのがコツです。


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このシリーズの完全ガイド

Mercedes-Benz DIY整備ガイド で、メルセデスで自分でできる整備作業を一覧でまとめています。


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