この記事でわかること


対象グレード

このページは Bクラス W245型(2005〜2011年式・初代Bクラス・コンパクトミニバン) に該当します。

  • B170 / B180 / B200
  • B180 CDI / B200 CDI(ディーゼル)
  • B200 TURBO

ボディやグレードが違っても、W245世代のキーであれば電池の型番・交換手順は共通です。初代Bクラスは初代Aクラス(W168)と同じく、床下にユニットを収めるサンドイッチ構造を受け継いだ背の高いパッケージが特徴です。


基本情報

項目 内容
対象車種 Mercedes-Benz Bクラス W245型(2005〜2011年式)
電池の型番 CR2025(3V コイン形リチウム電池・直径20.0mm/厚さ2.5mm)
難易度 ★☆☆ 初心者でもOK
所要時間 約5分
費用 電池代のみ(約200〜400円・ディーラーでも330円程度)
必要な工具 基本不要(内蔵のメカニカルキーで開けられます)

W245のキー電池は CR2025 です。コンビニ・スーパー・100円ショップでも手に入る、入手性のよいコイン電池です。


後継W246との違い:世代で電池の型番が変わる {#世代の違い}

ここがW245で一番多い失敗ポイントです。初代W245はCR2025ですが、後継の2代目W246はCR2032に変わっています。 同じ「Bクラス」でも世代で電池が違うため、買い替えた方や中古情報で取り違えるケースが目立ちます。

世代 年式の目安 電池の型番 見分け方
W245(このページ) 2005〜2011 CR2025(厚さ2.5mm) 初代。背の高いミニバン的フォルム
W246(2代目) 2011〜2018 CR2032(厚さ3.2mm) 2代目。低くスポーティに

つまり、先代W245の感覚でCR2025を買って2代目W246に入れると、厚みが0.7mm足りず接触不良を起こします(逆にW246の感覚でCR2032をW245に入れると、厚すぎてフタが浮きます)。お持ちのBクラスが2005〜2011年式ならW245=CR2025です。2代目をお探しの方はMercedes-Benz Bクラス W246 スマートキー電池交換 CR2032をご覧ください。

迷ったら、いま入っている電池を外して刻印(CR2025)を確認してから同じ型番を買うのが一番確実です。


用意するもの

電池(CR2025)

コンビニ・スーパー・100円ショップ・家電量販店で手に入ります。確実に使いたいならパナソニック・マクセルなどの国産ブランドが安心です。長期在庫品は電圧が落ちていることがあるので、パッケージの使用推奨期限も軽く確認しておくと安心です。

工具

基本的に不要です。内蔵のメカニカルキー(緊急用の物理キー)を使います。電池が固くて指で外せないとき用に、細いマイナスドライバー(眼鏡用の精密ドライバー)を1本用意しておくと確実です。


交換手順:メルセデス共通の「反対の穴」に差す方式 {#交換手順}

W245のキーは、メカニカルキーを“反対側の穴”に差し込んで裏ぶたを開けるのが正しい手順です。マイナスドライバーで合わせ目を無理にこじると、ツメが欠けます。

  1. キー側面の黒いギザギザ部分(リリース)をスライドさせ、内蔵の金属メカニカルキーを引き抜く
  2. いま抜いた穴とは反対側の小さな穴に、そのメカニカルキーの先端を差し込み、テコの要領で裏ぶたを浮かせる(「パコッ」と外れます)
  3. 古い CR2025 を取り出す。外す前に**+面がどちら向きか覚えておく**
  4. 電池が固くて外れないときは、セロハンテープを電池に貼り付けて引っ張ると簡単に持ち上がります
  5. 新しい CR2025 を、外したときと同じ向き(+面を表側)にしてはめ込む
  6. 裏ぶたを「パチッ」と音がするまで閉じ、メカニカルキーを元の穴に戻す
  7. ドアのそばで施錠・解錠して動作確認する

電池交換後の再設定は不要で、すぐに使えます。


間違えやすい電池の型番(CR2025・CR2032・CR2016) {#型番の間違い}

型番 直径×厚さ W245での可否
CR2025 20.0mm × 2.5mm ✅ 正解(これを買う)
CR2032 20.0mm × 3.2mm ❌ 厚すぎてフタが浮く・後継W246の型番
CR2016 20.0mm × 1.6mm ❌ 薄くて接触不良

3つとも直径20mmで棚では見分けづらく、末尾の数字(25 / 32 / 16)を読み違えると入っても接触しません。特にW245乗りは後継W246のCR2032と混同しやすいので、末尾まで(2025)確認してください。


交換しても反応しないとき {#反応しないとき}

電池を替えたのに反応しない場合、「故障」と決める前に次の順で確認します。

  1. 電池の向き:+面が表側(外した時と同じ向き)になっているか。最も多い原因です
  2. 型番違い:後継W246用のCR2032(厚い)を入れていないか。フタが浮いていたら型番違いです
  3. 裏ぶたの収まり:最後まで「パチッ」と閉じているか
  4. 電池残量:新品でも長期在庫品は電圧が落ちていることがあるので、別の新品で試す

ここまで確認しても無反応なときでも、**スマートキーをエンジンスタートボタンに直接タッチさせる(所定位置に挿す)**とエンジンはかかる設計です。出先で立ち往生したときの保険として覚えておくと安心です。それでも改善しない場合は、キー本体の基板故障や登録切れの可能性があるため、ディーラーまたはメルセデス専門の整備工場へご相談ください。


よくある質問

Q. ディーラーに頼んだらいくらかかりますか? 電池代込みで330円程度〜、工賃を取られても1,000〜3,000円程度が目安です。作業は簡単なので、自分で行えば電池代だけで済みます。

Q. 後継Bクラスに乗り換えました。電池は同じですか? いいえ。2代目W246はCR2032に変わっています。初代W245のCR2025とは厚みが違うので、必ず現物の刻印を確認してください。

Q. 電池の残量が少なくなったサインは? 施錠・解錠の反応が鈍くなります。反応が鈍ってきたら早めの交換が安心です。


まとめ

  • Bクラス W245型(初代)のキー電池は CR2025(直径20.0mm×厚さ2.5mm)
  • 後継2代目W246は CR2032。世代で型番が変わるので取り違え注意
  • 開け方は、メカニカルキーを抜いて反対の穴に差し込み裏ぶたを開ける(固い電池はセロハンテープで)
  • 迷ったら外した電池の刻印を確認。反応しないときは向き・型番をチェック

このシリーズの完全ガイド

Mercedes DIY整備ガイド C/E/Aクラス W205/W213/W176 完全網羅 で、メルセデスで自分でできる整備作業を車種別にまとめています。