結論

ベンツCクラス(W205)のオイル量は、C180・C200(1.6L/2.0L の M274)で約6.5〜7Lです(オイルフィルター交換込み)。
オイルの種類は、W205のC180・C200(M274)がメルセデス・ベンツ 229.5の表示があるもの、W206(2021年〜)は0W-20(229.71)です。

必要な部品はこれ推奨品へ
W205 C180/C200(M274):約6.5〜7L W205(M274):229.5 W206:0W-20・229.71(量は取扱説明書で確認)

↓ W205のC180・C200(M274)はこれ(Mobil 1 0W-40・MB 229.5)。4L缶なので2本(8L)用意すると足ります。買う前に、缶に「MB-Approval 229.5」の表示があるかを確かめてください。

この記事の目次全11項目

✓ W205・GLC X253 のガソリン1.6L/2.0L(M274) 229.5 の表示があるものでOK(5W-30・0W-40・5W-40 など)

✓ 2018年ごろからのC200(1.5L M264)・ディーゼル(C220d) 229.51 か 229.52(2018年ごろからのC220d=OM654 は 229.52)

✗ W206(2021年〜)・GLC X254(2022年〜) 0W-20(229.71)。5W-30世代との取り違え注意

✗ C63 AMG(M177 V8) 0W-40(229.5)・容量9.0Lで別物

W206(2021年〜)・GLC X254(2022年〜)は、229.71 の0W-20を使います。

型式別 いくらの・どのオイルが正解?

型式年式目安主なエンジン推奨規格・粘度容量目安(フィルター込み)
W203型2000〜2007年M111/M271/OM6115W-40(229.3)約5.5〜6.5L
W204型2007〜2014年M271/M272/OM651ガソリン 229.5/ディーゼル(OM651)229.51約5.5〜7.5L
W205型2014〜2021年M274/M264/OM651/OM654M274=229.5/1.5L(M264)・ディーゼル=229.51か229.52(OM654は229.52)C180/C200(M274)約6.5〜7L・C220d(OM651)約6L
W206型2021年〜M254/OM654M0W-20(229.71)取扱説明書で確認
X253型(GLC)2015〜2022年M274/OM651M274=229.5/ディーゼル(OM651)=229.51か229.52取扱説明書で確認
X254型(GLC)2022年〜M2540W-20(229.71)取扱説明書で確認

⚠️ 容量はエンジン型式・年式によって異なります。必ずオーナーズマニュアルか給油口付近のラベルで確認してください。

一言でいうと:メルセデスは「229.○○」という独自の認証番号でオイルを指定しています。パッケージに自分のエンジンの番号(229.5 や 229.71 など)が書かれているかを確認するのが、粘度(5W-30など)以上に大事です。

規格粘度対象
229.35W-40 / 10W-40旧型ガソリン・ディーゼル
229.55W-30 / 0W-40 / 5W-40W205のC180・C200(M274)・C43(V6)・C63(V8)
229.515W-30 など低灰分。2018年ごろからのC200(1.5L M264)・ディーゼル(OM651)。日本では M274 の指定ではない
229.525W-30 / 0W-30 など低灰分。ディーゼル(OM651・OM654)・M264
229.710W-20ハイブリッド・最新エンジン(W206以降)

229.5 の代表製品:Mobil 1 0W-40/Castrol EDGE 0W-40 A3/B4(どちらもメルセデス公式の229.5承認一覧に載っています)

注意点: C63 AMG(M177 V8)はV8のため容量が異なり(9.0L)、229.5認証の0W-40(または5W-40)仕様です。C43 AMG(M276 V6)も4気筒とは量が違うので、取扱説明書で確認してください。

部品代はここまでのとおりですが、工賃は依頼先で差が出ます。近くの整備工場を何軒か見比べて見積もりを取ると、自分でやる場合との差額がはっきりします。

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交換サイクルの目安

エンジン種別 交換サイクル
現行モデル(フレキシブルサービス) インジケーター表示に従う(最大20,000〜25,000km)
旧モデル(W203以前など) 10,000〜15,000km または1年
AMGモデル 7,500〜10,000km(シビアコンディション時は早める)

サービスインジケーターが表示されたら早めに対応してください。指定外のオイルや長期放置はエンジン内部の摩耗・スラッジ堆積につながり、修理費が数十万円になるケースもあります。

あなたの車には何L必要?(早見表)

愛車のグレード・型式から、オイル交換時に必要な量をチェックしましょう。下記はオイル+オイルフィルター同時交換時の目安量です(オイル量のデータベースと整備の記録で確かめた値。確かめられなかったものは「取扱説明書で確認」としています)。

グレード・型式エンジン必要量
C180 / C200(W205・M274)直4 1.6/2.0Lターボ約6.5〜7L
C200(W205 2018年〜の1.5L・M264)直4 1.5Lターボ+BSG取扱説明書で確認
C180 / C200(W206)直4 1.5Lターボ(M254)取扱説明書で確認
C220d(W205・OM651)直4 2.1Lディーゼル約6L
C220d / C300d(W206)直4 2.0Lディーゼル取扱説明書で確認
C300(W205)直4 2.0Lターボ(M274)約6.5〜7L
C43 AMG(W205)V6 3.0Lツインターボ取扱説明書で確認
C43 AMG(W206)直4 2.0Lターボ+EQブースト取扱説明書で確認
C63 / C63 S AMG(W205)V8 4.0Lツインターボ9.0L
GLC200 / GLC300(X253/X254)直4 2.0Lターボ取扱説明書で確認
GLC220d / GLC300d(X253/X254)直4 2.0Lディーゼル取扱説明書で確認
GLC43 AMG(X253)V6 3.0Lツインターボ取扱説明書で確認
GLC63 / 63S AMG(X253)V8 4.0Lツインターボ9.0L

購入の目安:W205のC180・C200(M274・約6.5〜7L)→ 4L缶2本/C63(9L)→ 5L缶2本

※実際の必要量は車両状態・整備マニュアルで最終確認をお願いします。

おすすめエンジンオイル

選ぶポイント: 必ずパッケージに自分のエンジンの認証番号(W205のC180・C200=M274は229.5、W206以降は229.71)の表記があるものを選んでください。229.51 はヨーロッパの一部だけで M274 に認められている番号で、日本の M274 の指定ではありません。粘度(5W-30・0W-20)だけ合っていても番号が違うとエンジン保護性能が不足する場合があります。

さらに性能を引き上げたい場合、オイル交換時にエンジン保護添加剤を併用すると燃費向上・摩擦低減効果が期待できます。

エンジンオイル交換の際はオイルフィルター(エレメント)の同時交換を強くおすすめします。フィルターには前回交換分の汚れが残っており、新しいオイルを汚染します。

自分で交換しない場合の頼み先

「自分で交換は不安」「ディーラーは高い」──そんな方は、輸入車対応の整備工場にオイルを持ち込むのが現実的です。持ち込みなら工賃だけで済みます。車検が近いなら、オイル交換を車検とまとめてしまうのも手です。車検は依頼先による費用差が特に大きいので、先に比較しておくと損をしません。

DIY交換の基本手順

  1. 暖機後10分冷ましてからドレンボルトを外し廃油を抜く(廃油受けトレイ必須)
  2. オイルフィルターを専用レンチで外す
  3. 新フィルターにOリングへオイルを薄く塗ってから手締め→さらに3/4回転
  4. ドレンボルトを規定トルクで締める(締めすぎ注意)
  5. 規定量のオイルをオイルキャップから注入
  6. エンジン始動→油圧警告灯が消えることを確認
  7. 数分後エンジン停止→レベルゲージでオイル量確認・調整

廃油は産業廃棄物です。ガソリンスタンドやカー用品店の廃油回収サービスを利用してください。

よくある質問

Q. 純正オイルじゃないとダメですか? A. 指定の認証番号(W205のC180・C200=M274は229.5、W206以降は229.71)を満たしていれば社外品でも問題ありません。カストロール・モービル・Shell等の大手メーカーは認証取得品を多数ラインナップしています。

Q. 色が黒くなったらすぐ交換? A. 走行中に黒くなるのは正常です。色ではなく走行距離・期間で判断してください。

Q. オイル量が少し多くなった場合は? A. 規定量より多すぎるとオイル上がり・白煙の原因になります。レベルゲージのMAX以下に収めてください。

まとめ

  • W205のC180・C200(M274)は229.5、W206以降は0W-20(229.71)で規格がまるごと変わる
  • 交換はコンディション表示またはディーラー指定サイクルに従う
  • フィルターは毎回交換が理想
  • パッケージの認証番号(229.○○)を必ず確認してから購入する

維持費そのものを見直すなら

DIYや相見積もりで個別の出費は抑えられますが、外車の維持費でいちばん下げ幅が大きいのは任意保険です。車両保険料率が国産車より高めに設定されがちで、会社を変えるだけで年5〜13万円ほど払いすぎているケースが少なくありません。今の保険を続けたまま放置するより、一括見積もりで一度だけ相場を確認しておくと、同じ補償でも年単位で差が出ます(無料・数分・申し込み義務なし)。

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この記事は、現役で輸入車販売店を経営する立場から、メルセデス・ベンツオーナーが型式ごとの正しいオイルを判断できるようまとめました。 — 現役・輸入車販売店オーナー