結論

「外車だから保険が高い」は半分誤解。
差がつくのは、ほぼ車両保険の部分だけです。

車両保険なし=外車でも年2〜4万円台 車両保険あり(新しい高額車)=年10〜26万円台も 考えるべきは「車両保険の付け方」1点

↓ 実額の試算例と、車両保険の付け方・下げ方をそのまま出します。

「外車だから保険が高い」は半分誤解です。保険料は「外車かどうか」ではなく、車の型式ごとの成績表(料率クラス)で決まります。車両保険をつけなければ、外車でも年2〜4万円台が普通で、国産と大差ありません。差がつくのはほぼ車両保険。新しい外車に車両保険をつけると年10〜26万円台になることもあります。

つまり「外車の保険」で考えるべきことは1つだけ。車両保険をどう付けるかです。この記事で、実額の試算例と現場の判断材料をそのまま出します。

  • どのメーカーの外車にも当てはまる話が知りたい → このページでOK(BMW・ベンツの車種別はこちら
  • いま見積もりを見て「高い」と感じている → 高いのは車両保険の部分。第4章の判断材料へ
この記事の目次8項目

1. 外車の保険料、実際いくら?【モデルケース試算例】

「で、私はいくら払うの?」に先に答えます。下の表は、損保各社と一括見積もりサイトが公開している試算例・利用者調査をもとに組んだモデルケース(試算例)です。

年間保険料の目安(ネット型損保・ゴールド免許相当・年5,000km前後・年払い)

車種 契約者のモデルケース 車両保険なし 車両保険あり(一般型)
VW ゴルフ 20代後半・初めての保険(6等級) 約2.7万円 約7.8万円
30代半ば・11等級 約2.1万円 約4.8万円
ベテラン・20等級 約2万円台 約5万円前後
MINI 20代後半・6等級 約2.8万円 約8.0万円
30代半ば・11等級 約2.1万円 約4.9万円
ベテラン・20等級 約2万円台 約6万円前後
BMW 3シリーズ 20代後半・6等級 約3.3万円 約24.3万円(新車)
30代半ば・11等級 約2.4万円 約13.8万円
ベテラン・20等級 約2万円台 約5〜7万円台(型式で差)
ベンツ Cクラス 20代後半・6等級 約4.0万円 約26.4万円(新車・車両保険905万円)
30代半ば・11等級 約2.8万円 約15.0万円
ベテラン・20等級 約2万円台 約6万円前後

※これは典型条件での試算例です。実際の保険料は等級・年齢・地域・使い方・車両保険の金額で変わります。 ※20代後半・30代半ばの行はアクサダイレクトの公開保険料例(初度登録2026年1月・東京・新車・年5,000km未満・ネット割引適用後)、20等級の行はインズウェブ利用者の保険料調査(2025年4月〜2026年3月)に基づく参考値です。出典は記事末尾「数字の根拠について」参照。

この表から分かることは3つです。

  1. 車両保険なしなら、外車も年2〜4万円台。国産車とほとんど変わりません
  2. 高く見えるのは、新しい高額な車に車両保険をつけたときだけ(3シリーズ新車で年24万円超、ベンツCクラス新車で年26万円台)
  3. 同じ3シリーズでも、車の値段が下がった中古+20等級なら車両保険ありでも年5万円前後まで落ちる

「外車の保険は国産の2〜4倍」という言い方をよく見ますが、正確には「車両保険の部分だけが高くなりやすい」です。当店のお客さんにも、そう説明しています。

見積もりが「思ったより高い」人へ

いま手元の見積もりが年10万円を超えているなら、原因はほぼ車両保険です。ここで選択肢は3つあります。

  1. 車両保険の型を見直す(一般型→限定型で3〜4割下がることが多い) → 第4章
  2. 会社を比較する(外車は会社ごとの差が出やすい。同じ条件でも年数万円変わる例が多い)
  3. そのまま更新する(新車1〜3年目で一般型+新価特約は合理的。高くても妥当なケースはある)

会社の比較は、一括見積もり(無料・入力3分)で同条件のまま並べるのが早いです。車両保険ありで年10万円超の人ほど比較の効果が大きい一方、車両保険なしで年2万円台の人は下げ幅も小さいので、更新のついでで十分です。

広告

修理費が高い外車こそ、保険は「更新するだけ」より見直しで差が出ます。同じ補償でも会社により保険料が変わるので、最大21社の自動車保険を無料で一括比較(インズウェブ)で、今より安くなるか確認してみてください。

※ 節約額は管理人(BMW 218d オーナー)の実体験例で、車種・年式・等級・使用目的により異なります。インズウェブはSBIグループが運営する一括見積もりサービスです(利用者800万人・最短5分・無料)。申し込み義務はなく、比較だけで終了することもできます。

2. なぜ外車は「高い」と言われる?仕組みは料率クラス

保険料は「外車だから」で決まっていません。決めているのは型式別料率クラスです。

一言でいうと、車の型式ごとの「事故と修理の成績表」です。損害保険料率算出機構という公的な団体が、型式ごとの事故・支払い実績を毎年集計して1〜17のクラスに分けています。数字が大きいほど保険料が高くなります。

実際の数字を見てみます。

例1: BMW 1シリーズ vs プリウス(2024年始期・イーデザイン損保 公開例)

補償 プリウス(ZVW35) BMW 1シリーズ(1S20)
対人賠償 5 7
対物賠償 9 6
人身傷害 7 6
車両保険 9 14

例2: BMW 2シリーズ vs エクストレイル(2025年時点・SBI損保公開試算)

補償 エクストレイル(SNT33) BMW 2シリーズ(6W20)
対人賠償 8 8
対物賠償 11 7
人身傷害 9 5
車両保険 12 15
年間保険料(同条件試算) 43,500円 52,140円(差8,640円)

見てのとおり、対物や人身傷害はむしろ外車のほうが低いことすらあります。高いのは車両保険のクラスだけ。同条件の試算でも差は年8,640円で、「2〜4倍」にはなっていません。

では、なぜ車両保険のクラスだけ高いのか。理由は単純で、修理代が高いからです。

理由 中身
部品代 国産車より高くなりやすい(車種によっては数倍になることも)
工賃 外車対応の工場は時給が高め
修理期間 本国から部品取り寄せで2〜6週間。代車費用もかさむ

修理代が高い → 保険会社の支払いが増える → 車両保険のクラスが上がる。これだけの話です。

自分の車(買う予定の車)のクラスは、車検証の型式で誰でも無料で調べられます → 損害保険料率算出機構「型式別料率クラス検索」。

3. 車両保険、つける?つけない?現場の判断材料

ここが外車の保険で一番悩むところです。当店で納車のとき、お客さんには年式と車の価値でこう案内しています。正解は1つではないので、判断材料として使ってください。

車の状態(時価の目安) 現場でよく選ばれている形
新車〜3年(500万円超) 一般型+新価特約。年20万円台でも、全損時のダメージを考えると妥当
4〜7年(200〜400万円) 一般型(免責5-10万円)。免責を上げて保険料を抑える
8〜10年(80〜200万円) 限定型(車対車+A)。都市部・青空駐車なら一般型継続も
11〜15年(30〜80万円) 限定型か、車両保険なし
16年以上(30万円以下) 車両保険なし(対物超過特約のみ検討)

考え方の軸は2つです。

  1. 保険で戻る上限は車の時価まで。古い外車は車両保険の設定額自体が低くなるので、「保険料の割に戻りが少ない」状態になりやすい
  2. 目安として、車両保険料の3〜4年分が車の時価を超えたら見直しライン

逆に「古いから外す」で後悔しやすいのが、外車は軽い擦り傷でも修理10万円超になりやすいという現実です。車両保険を外すなら、その分の修理費を自分で持てるか(または中古部品・板金工場で安く直す当てがあるか)をセットで考えてください。

外して浮いた保険料で、次の第4章の節約と合わせると年数万円単位で変わります。

4. 保険料を下げる7つの具体策

効果が出やすい順です。

  1. 一括見積もりで会社差を知る(効果最大。外車は会社ごとの差が出やすい)
  2. 車両保険を一般型→限定型に(3〜4割下がることが多い)
  3. 免責金額を上げる(15〜25%減の目安)
  4. 走行距離を正しく申告(年5,000km以下なら10〜20%変わることも)
  5. テレマティクス保険(安全運転で還付されるタイプ)
  6. 2台目以降の割引(ノンフリート多数割引)
  7. 等級プロテクト系の特約を確認(会社により有無・条件が違う)

車検が近い人は、依頼先の差も大きいです → 外車対応の車検費用を比較すると、こちらも数万円変わります。

5. 外車につけておきたい特約

優先 特約 月額目安
1 弁護士費用特約 100〜300円
2 レンタカー(代車)費用特約 200〜500円
3 ロードサービス強化 100〜400円
4 新価特約(新車のみ) 500〜1,500円
5 車内携行品特約 200〜400円

〔経営者・現場確認済〕知人のCクラスオーナーが追突され、相手保険会社の提示額が相場より20万円低かったことがあります。弁護士費用特約を使って交渉した結果、純正部品での交換が認められ、最終的に40万円以上差が出ました。月100〜300円の特約でこの差です。外車は修理単価が高いぶん、もめたときの金額も大きくなります。

代車特約も外車向きです。部品待ちで修理が2〜6週間かかることがあるためです。

6. よくある質問

Q. 中古で買った外車でも保険に入れますか? A. 入れます。等級の引き継ぎも問題ありません。車両保険の金額(協定価額)がいくらで設定されるかだけ、契約時に確認してください。

Q. 納車のとき、保険はいつまでに用意すればいい? A. 納車日から乗るなら納車日開始で事前に契約(乗り換えなら車両入替)しておきます。当店でも納車前に保険の開始日を確認してもらっています。1日でも空白を作らないのが原則です。

Q. 並行輸入車でも加入できる? A. 可能ですが、引き受けできる会社が限られます。型式が国内登録と異なる場合は事前に確認してください。

Q. 等級は外車に乗り換えても引き継がれますか? A. 引き継がれます。ただし車の料率クラスが変わるので、同じ等級でも保険料は変わります。

Q. BMWやベンツの、もっと詳しい実例が知りたい A. → BMW・ベンツの保険料はいくら

7. まとめ:今日やるべき3ステップ

確認項目
1. いまの証券で「車両保険の型(一般/限定)・金額・免責」を確認した
2. 車の時価と車両保険料を見比べた(保険料3〜4年分>時価なら見直し)
3. 車両保険ありで年10万円超なら、同条件で一括見積もりを取って会社差を見た(入力3分・無料)

外車の保険は「外車だから高い」のではなく、「車両保険の付け方しだいで金額が大きく変わる」だけです。付け方を年式に合わせて選び、会社差を一度だけ比較する。これで大半の人はムダが消えます。

広告

修理費が高い外車こそ、保険は「更新するだけ」より見直しで差が出ます。同じ補償でも会社により保険料が変わるので、最大21社の自動車保険を無料で一括比較(インズウェブ)で、今より安くなるか確認してみてください。

※ 節約額は管理人(BMW 218d オーナー)の実体験例で、車種・年式・等級・使用目的により異なります。インズウェブはSBIグループが運営する一括見積もりサービスです(利用者800万人・最短5分・無料)。申し込み義務はなく、比較だけで終了することもできます。

数字の根拠について

この記事の金額は、以下の公開情報に基づく試算例です。実際の保険料は契約条件で変わります。

  • モデルケース表(20代後半・30代半ば): アクサダイレクトの公開保険料例(VWゴルフ・MINI・BMW3シリーズ・ベンツCクラス、初度登録2026年1月、東京・新車・年5,000km未満・ネット割引適用後)に基づく試算例
  • モデルケース表(20等級): インズウェブ(SBI損保系)利用者の保険料調査(2025年4月〜2026年3月)に基づく参考値。個別車種の公開数値ではなく利用者調査の集計です
  • 料率クラス比較: 損害保険料率算出機構「型式別料率クラス」。比較例はイーデザイン損保(2024年始期)・SBI損保(2025年時点)の公開記事より
  • ※この料率クラス値は各社公開記事の掲載時点(例1=2024年始期/例2=2025年時点)のものです。料率クラスは毎年1月に改定されるため、最新値は損害保険料率算出機構の「型式別料率クラス検索」でご確認ください

※当サイトは保険の募集・販売を行っていません。個別の契約可否・保険料は各保険会社にご確認ください。