結論
走ることはできます。
ただし事故の時、エアバッグが開かない恐れがあります。
↓ いまの状態がどれに当たるか、下の早見表で3秒チェック。
この記事の目次全9項目
🛒 3秒でわかる:Bentley エアバッグ警告灯の対処
「フライングスパーのエアバッグ警告灯が点いた」「ミュルザンヌで点灯、車検通る?」と検索された方へ、まず結論から。
| 状態 | 走行可否 | 取るべき行動 |
|---|---|---|
| 点灯のみ | 走行可(ただし衝突時にエアバッグが作動しない恐れ) | 数日以内に診断 |
| エアバッグ+シートベルト警告同時 | 走行注意 | 早急にディーラーへ |
| 車検時に点灯 | 車検不合格 | 車検前に必ず消す |
💡 迷ったらこれ:エアバッグ警告は走行自体には影響しないが、点灯したままだと事故時にエアバッグが展開しない可能性があり、車検にも通らない。原因の多くは「シート下のコネクター緩み」など軽微なものなので、早めの診断で大事に至らないケースが多い。
エアバッグ警告灯トリアージ早見:色は赤・緊急度は中(軽視NG)
- 早めに点検
赤ランプ・点灯
走行自体は可能。ただし衝突してもエアバッグが正常に開かない可能性があり、安全に直結するため早めの点検を。点いたままでは車検も通りません。
- 早めに点検
赤ランプ・点いたり消えたり
接触不良やセンサー劣化の初期サインのことが多い。消えていても故障コードが記録されていることがあります。
※ SRS系の故障コードは汎用OBD2では読めない・消せないケースが大半で、整備工場・ディーラーでの作業が基本です。取扱説明書の記載と現車の状況が最優先です。
Bentley のエアバッグが特殊な理由
Bentley の SRS(一言でいうと、エアバッグを制御する装置)は フォルクスワーゲン 系基盤ですが、内装のフルレザー張り・マッサージ機能付きシート・リアエンターテイメントなどに連動する専用センサーが大量に組み込まれています。普通車より誤検出ポイントが多いのが特徴です。
対象モデル
| モデル | SRS の特徴 |
|---|---|
| Continental GT / GTC | 助手席着座センサー・サイドエアバッグ × 4〜6 個 |
| Flying Spur | リアシート用エアバッグ・後席ベルトテンショナー追加 |
| Bentayga | サイド+カーテン+ニーエアバッグ(合計 8〜10 個) |
| Mulsanne | リアセンタークッション内センサー・専用カーテンエアバッグ |
主な原因
- シート下コネクターの緩み・接触不良 — Bentley のシートは前後スライド量が大きく、配線に負荷がかかる。シート脱着歴・チャイルドシート常用車で多発。
- クロックスプリング(ステアリング内コイル)断線 — ステアリング内部の螺旋ケーブル。経年・ステアリング脱着歴で切れる。Continental GT で頻出。
- 助手席乗員検知センサー(OCS)不良 — 助手席にしわのあるカバーが乗っているだけでも誤検知することあり。
- シートベルトテンショナー(プリテンショナー)の自己診断エラー — バッテリー電圧変動後に多い。
- エアバッグ ECU の内部故障 — 中古車・水没歴のある車両で稀に発生。
まず自分で故障コードを読む">まず自分で故障コードを読む
エアバッグ系の故障コードは ELM327 でも一部は読み取れます。ただし消去には専用の診断機がほぼ必須です(自己診断結果として記録されるため)。
💡 ELM327で読める範囲について:ELM327はエンジン系の故障コード(Pコード)読み取り用です。エアバッグ(B系)/ABS・ブレーキ(C系)の各メーカー固有コードは読めないことが多いため、原因コード把握だけでも有用な「初動切り分けツール」として活用してください。専門コードの完全診断はディーラーまたは車種専用診断機が必要です。
※ コード「読み」までは ELM327。消去・再学習は Bentley の専用診断機が必要です。
修理費の目安
| 内容 | 費用目安 |
|---|---|
| ODIS 診断料 | ¥20,000〜¥35,000 |
| シート下コネクター清掃・接続修正 | ¥15,000〜¥40,000 |
| クロックスプリング交換 | ¥80,000〜¥180,000 |
| 助手席着座センサー(マット)交換 | ¥150,000〜¥300,000 |
| シートレザー張替えを伴うセンサー交換 | ¥200,000〜(張替え費別) |
| エアバッグ ECU 交換 | ¥200,000〜¥500,000 |
Bentley はシートのレザーが特注のため、センサー交換でレザーを剥がすと再縫製に高額費用がかかります。「センサー交換ついでにレザー張替え見積もり」を出されたら、まず接続点検だけを依頼して原因を絞り込みましょう。
業者に出す判断基準
- シート前後スライドの直後に点灯 → コネクター接触で済む可能性大、一般輸入車工場OK
- ステアリング操作中に「カチッ」と異音後に点灯 → クロックスプリング濃厚、正規 or Bentley 経験工場
- 衝突歴ありの中古で点灯 → ECU 内部の「クラッシュデータ記録」がある可能性。ECU 交換または書き換えが必要
よくある質問
Q. 車検前に消したい。応急処置はある? A. ありません。エアバッグ警告は車検不合格項目です。故障コードを読んで原因を治してから消すのが唯一の正解です。コードだけ消しても多くは再点灯します。
Q. ヤフオクで「エアバッグ警告点いてます」のジャンク Bentley が安いですが? A. ECU 内部に「クラッシュデータ」が記録されている個体は、配線・センサーを直しても消えません。ECU そのものを新品か未事故中古に交換する必要があり、結果的に高額になります。
Q. 助手席に荷物を乗せたら警告が点きました。 A. 一定重量を超えると乗員と判定し、ベルト未装着で警告が出る仕様です。荷物を移動すれば消えます。これは故障ではありません。
まとめ
- ELM327 で B 系コードを読む → シート系か ECU 系かの当たり
- シート系コネクターなら一般輸入車工場で安価に解決
- ECU 交換が出る場合は中古車・事故歴ある個体を疑う
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最終確認:現役経営者・2026年7月時点
この記事は、現役・輸入車販売店オーナーの立場から、Bentleyオーナーがエアバッグ警告灯の緊急度を3秒で判断できるよう、公表値と現場での相談事例をもとにまとめました。 — 現役・輸入車販売店オーナー

