レンジローバー・イヴォーク エンジンオイル完全ガイド|ガソリン(2.0L)とディーゼル(2.0L/2.2L)の見分け方と粘度の違い

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🛠️ 選び方の目安

項目
難易度(規格の見極め) ★★★☆☆
想定読了時間 5〜7分
損失回避効果 規格違いのオイルで DPF(ディーゼル微粒子フィルター・排ガス浄化装置)詰まりや低粘度違反による油膜不足を防ぐ。詰まり修理は業界の見積もり相場で 30〜50万円規模

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📌 30秒結論ボックス(迷っている方はここだけ読めば OK)

3秒で結論を出したい方へ、先に書きます。

  • まず燃料を確認ガソリン軽油(ディーゼル) かで指定オイルが完全分岐
  • ガソリン車(2.0L ターボ)0W-20 系・メーカー指定の低粘度オイル
  • 軽油(ディーゼル)車(2.0L/2.2L)5W-30 系・DPF(排ガス浄化装置)対応の低 SAPS(硫酸灰分控えめ)オイル
  • 絶対 NG:燃料種別で粘度を入れ替える/メーカー指定外の旧高 SAPS 系オイルを軽油車に入れる

💡 迷ったらこれ車検証の「燃料の種類」欄(ガソリン / 軽油)を確認した上で、メーカー指定の規格表記が明記されたオイル を選んでください。軽油(ディーゼル)車のオーナーは Castrol EDGE 0W-30(排ガスフィルター対応・国内入手性安定)が手堅い選択肢です。

① なぜ「燃料の種類」で規格が完全分岐するのか

レンジローバー・イヴォークは 同じ車体に「ガソリン 2.0L ターボ」と「ディーゼル 2.0L / 2.2L」 が用意されており、見た目はほぼ同じでもエンジン制御・排気系統がまったく別物です。

中古車販売の現場で見てきた限り、「イヴォーク オイル」とオンライン検索すると ガソリン用とディーゼル用が混在して表示 され、買い間違える消費者が一定数います。間違えると以下のリスクがあります。

  • ガソリン車に DPF(排ガス浄化装置)用の軽油車用オイルを入れる → 触媒寿命に悪影響・燃費悪化・メーカー保証外
  • 軽油(ディーゼル)車にガソリン用の旧規格オイル(メーカー指定外の高 SAPS 系)を入れる → DPF(排ガス浄化装置)詰まり加速・修理代 業界の見積もり相場で 30〜50万円規模
  • ガソリン車に軽油(ディーゼル)車用の 5W-30 を入れる → 粘度違反・燃費低下・低速トルクの違和感

特に DPF 詰まりは「気づいたら手遅れ」 のケースが多く、警告灯が出てからでは修理代が一気に跳ね上がる構造です。最初の1本目を正しく選ぶことが、5年・10年単位での維持費を大きく左右します。

② 自分の車がガソリンかディーゼルかの見分け方

「見分け方が面倒」と感じるかもしれませんが、車検証の1欄を見るだけ で確定します。

確認方法 1:車検証

車検証の 「燃料の種類」欄 を確認:

  • 「ガソリン」 と記載 → ガソリン車(エンブレム表記 Si4 系)
  • 「軽油」 と記載 → 軽油(ディーゼル)車(エンブレム表記 TD4 / SD4 / eD4 のいずれか)

確認方法 2:給油口

給油口のキャップやその周辺に 「DIESEL」 または 「GASOLINE」 の表記があります。給油口を開けた状態で目視確認できます。

確認方法 3:エンブレム・諸元

イヴォーク後方の エンブレム表記 に「Si4 / TD4 / SD4」(ガソリン車・ディーゼル車のエンブレム表記の例)と書かれていることがあります(ただし無表記のグレードもあるため、車検証確認が確実)。

燃料 排気量 主な対象車 エンブレム表記(参考)
ガソリン 2.0L ターボ イヴォーク全世代の主力ガソリン Si4(ガソリン 2.0L ターボのエンブレム表記)
軽油(ディーゼル) 2.0L(後期型) イヴォーク後期の主力ディーゼル TD4(ディーゼル後期型のエンブレム表記)
軽油(ディーゼル) 2.2L(初期型) 2011〜2015 年あたりの初期ディーゼル SD4(ディーゼル初期型のエンブレム表記)
軽油(ディーゼル) 2.2L(2WD) 廉価グレードの 2WD ディーゼル eD4(廉価ディーゼル 2WD のエンブレム表記)

TD4 / SD4 / eD4(軽油車のエンブレム表記)はすべて軽油(ディーゼル)車 で、オイル規格は共通系統です。ガソリン車(エンブレム表記 Si4)とは規格が完全分岐します。

③ ガソリン車とディーゼル車の規格比較

レンジローバー・イヴォークの指定オイル規格を表で整理します。

項目 ガソリン車 軽油(ディーゼル)車
粘度(主軸) 0W-20 5W-30
燃料種別 ガソリン 軽油(ディーゼル)
オイル区分(読者語) 新世代・低粘度の省燃費オイル DPF 対応の低 SAPS(硫酸灰分控えめ)オイル
互換規格(一般読者向け) BMW LL-17 FE+ 互換 MB 229.51 / VW 504 00・507 00 / BMW LL-04
DPF 対応(排ガスフィルター対応) 不要(ガソリン車には DPF なし) 必須
絶対 NG 5W-40・メーカー指定外の旧高 SAPS 系 メーカー指定外の旧高 SAPS 系・ガソリン専用
参考:メーカー独自の規格番号 STJLR.03.5006(ランドローバー独自) STJLR.03.5007(ランドローバー独自)
参考:オイル区分の規格コード ACEA C5 ACEA C3

規格マッチング厳守の理由

  • 粘度違反は燃費・トルク・寿命に直撃:ガソリン車(0W-20 指定)に 5W-30 を入れる、軽油(ディーゼル)車(5W-30 指定)に 0W-20 を入れるのはどちらも NG。1 段違うだけでメーカー保証外
  • DPF(排ガス浄化装置)対応の有無は燃料種別で完全分岐:軽油車に「ガソリン専用の高 SAPS 系オイル」を入れると DPF 詰まりの直接原因に。修理代は業界相場で 30〜50 万円
  • 参考までに:ランドローバー独自の規格番号は STJLR.03.5006(ガソリン用)と STJLR.03.5007(軽油車用)— STJLR(ランドローバー独自のオイル規格番号)。数字 1 桁違いで完全別物なので、商品ページで番号照合する場合は 1 文字単位で確認

④ おすすめオイル(規格別・3層構成)

ガソリン車・ディーゼル車別の選び方を整理します。

ガソリン車向け(0W-20 系)

商品 規格 立ち位置
層 1 純正本命 Castrol EDGE Professional / Mobil1 ESP 系 0W-20(メーカー指定規格認証品) メーカー指定規格適合(参考:ACEA C5 / STJLR.03.5006) ディーラー指定・メーカー認証
層 2 規格代替 同等規格認証品(0W-20・ACEA C5) ACEA C5 系 コスト重視・規格適合品
層 3 非推奨 0W-30 / 5W-30(粘度違反) - NG(粘度違反)

⚠️ 本記事執筆時点(2026年5月):ガソリン車(2.0L ターボ)向け 0W-20 メーカー指定規格認証品の当サイトマスタは未登録のため、商品リンクは提供していません。Amazon.co.jp や楽天市場で「Castrol EDGE Professional 0W-20 STJLR」または「Mobil1 ESP 0W-20 STJLR.03.5006」 を指名検索してください。提携承認・規格再確認後にマスタ追加予定です。

ディーゼル車向け(5W-30 系)

商品 規格 立ち位置
層 1 純正本命 Castrol EDGE 0W-30 5L メーカー指定規格適合(DPF 対応・互換:MB 229.51 / VW 504 00 / VW 507 00 / BMW LL-04・参考:ACEA C3 / STJLR.03.5007) DPF(排ガス浄化装置)対応・国内入手性安定
層 2 規格代替 MOTUL 8100 ECONERGY 5W-30 系 ACEA C3・LL-04 系 同等規格
層 3 非推奨 MOTUL 8100 POWER 5W-40(A3/B4) - NG(DPF 詰まり)

💡 迷ったらこれ(ディーゼル車)Castrol EDGE 0W-30 5Lメーカー指定規格に適合(DPF 対応・低 SAPS 系・互換規格多数)で、ランドローバー・ジャガー系の 軽油(ディーゼル)車 に対応する選び方として現実的です。国内入手性も安定しています。

並行輸入リスクの見分け方(純正規格認証品を買う場合)

⚠️ STJLR 規格認証品は、Amazon.co.jp で並行輸入品が一定数流通します。 「並行=偽物」ではありませんが、ロット差や保証範囲の違いがあるため、購入前に以下 3 点を確認してください。

  1. メーカー指定規格の確認:商品ページに「ランドローバー独自規格 STJLR.03.5006(ガソリン用)」または「STJLR.03.5007(軽油車用)」の表記があるか
  2. オイル区分の併記:ガソリン車は ACEA C5 系(新世代・低粘度)、軽油(ディーゼル)車は ACEA C3 系(DPF 対応・低 SAPS)の併記
  3. 販売者・容量・粘度の 3 点照合:販売者表示なし・異常に安い・粘度違いの場合は避ける

⑤ 失敗回避チェックリスト

販売現場で見てきた典型的な買い間違えを 3 つだけ。

「これ買っちゃダメ」NG 例 3 つ

  1. ガソリン車(エンブレム表記 Si4)に 5W-30 / 5W-40 のオイル — 粘度違反・燃費悪化・低速トルクの違和感
  2. 軽油(ディーゼル)車(エンブレム TD4/SD4 系)に メーカー指定外(旧高 SAPS 系)の高粘度オイル — DPF(排ガス浄化装置)詰まりの直接原因
  3. 商品ページに粘度(5W-30 / 0W-20)しか書かれていないオイル — メーカー指定規格の表記(ランドローバー独自規格や、オイル区分 ACEA C3 / C5 等)がない並行品は規格不明で候補から外す

規格の混同を避ける(早見表)

規格コード(参考) オイルの位置づけ(読者向け説明) イヴォーク適合
ACEA A3/B4 ガソリン高粘度の旧世代規格・SAPS(硫酸灰分・リン・硫黄)が多め どちらも NG(DPF 詰まり / 粘度違反)
ACEA C2 フランス車中心の低 SAPS 規格 適合外
ACEA C3 欧州車広範の DPF 対応・低 SAPS 規格(メルセデス・VW・ランドローバー DPF) 軽油(ディーゼル)車に適合
ACEA C5 新世代の低粘度・省燃費規格(0W-20 系) ガソリン車に適合

→ 「C3」と「C5」、ランドローバー独自規格の STJLR.03.5006(ガソリン用)と STJLR.03.5007(軽油車用)を 1 文字単位で確認 してください。

⑥ 困った時の選択肢(次にやるべきこと)

「規格は分かったけど自分で交換する自信がない」「ランドローバー対応の工場が近所にない」と感じたら、以下の順番で進めるのが現実的です。

ステップ 1:自分で交換するのが不安・近所に外車対応の店がない

セイビー(出張車検・出張整備):自宅や職場まで整備士が来てくれる出張サービスです。輸入車対応のメニューがあり、平日・土日を問わず予約できます。エリアは東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪・兵庫(神戸/姫路)・福岡(福岡市周辺)で展開しています。予約時に「イヴォークのオイル交換・燃料はガソリン/軽油」「オイルはこちらで用意できます」と明示 すると、整備士が必要工具を準備して訪問してくれます。

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ステップ 2:工場依頼の見積もり比較もしたい

オイルを買って持ち込めば 工賃部分のみ で済みます。ディーラー作業:オイル代込みで 2.5〜4万円、輸入車専門工場(持ち込み可):工賃 6,000〜12,000円 が業界相場。持ち込みで 1.5〜3万円節約 できるケースが多いです。

ステップ 3:修理代が高すぎて買い替えも視野に入れたい

イヴォークは年式が進むと エアサス・トランスファー・電装 まわりで一気に出費が重なる構造があります。「オイル交換だけで判断していいのか」と迷ったら、修理 vs 買い替えの判断材料を整理した別記事が参考になります。

→ 関連:外車の修理代が高すぎる時の選択肢|DIY・買取・廃車・乗り換えの判断フロー

❓ よくある質問

Q. 車検証の「燃料の種類」が「ガソリン」と書いてあれば必ずガソリン用オイルですか? A. はい、燃料がガソリン(エンブレム表記 Si4)なら 0W-20 系のメーカー指定オイル(ランドローバー独自規格 STJLR.03.5006)が指定です。エンブレム表記が無くても、ガソリン = 0W-20 系と覚えてください。逆に「軽油」(エンブレム表記 SD4 / TD4 / eD4 のいずれか)と書いてあれば 5W-30 系のメーカー指定オイル(ランドローバー独自規格 STJLR.03.5007)が指定です。

Q. 後期型と初期型でオイル規格は変わりますか? A. 2011〜2018 の初代イヴォーク2019〜の2代目 で多少規格指定が更新されています。基本ラインは「ガソリン = 0W-20 / ディーゼル = 5W-30」ですが、正確な指定は 取扱説明書または車検証記載のエンジン情報 で確認してください。

Q. メーカー指定の認証マークがない安いオイルを入れても大丈夫ですか? A. 推奨できません。ガソリン車は触媒寿命・燃費に影響、軽油(ディーゼル)車は DPF(排ガス浄化装置)詰まりの直接原因になります。商品ページに オイル区分(ACEA C3 / C5)ランドローバー独自規格(STJLR.03.5006 / 5007) の両方が明記されているオイルを選んでください。

Q. 何キロごとに交換すべきですか? A. ランドローバー取説では 15,000〜26,000km または 1〜2年 が目安。販売現場の感覚では 7,000〜10,000km または半年〜1年 が現実解で、特にディーゼル車は短距離走行が多いと DPF(排ガス浄化装置)詰まり予防の観点で早めの交換が安心です。

Q. 整備工場に頼むといくらかかりますか? A. ディーラー:オイル代込みで 2.5〜4万円、輸入車専門工場(持ち込み可):工賃 6,000〜12,000円 の幅が業界の見積もり相場です。オイル持ち込み でコストを大きく抑えられる構造です。

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レンジローバー・イヴォークの判断ガイド系・整備関連と、オイル選びと並行で押さえておきたい関連トピックは以下です。

修理代・売却の判断フロー

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警告灯系の対処

※ 全リンクは公開済み記事(published=1)への送客を D1 で確認済みです(アンカー設計ガイドライン v1 準拠・2026-05-21 時点)。


✅ まとめ

確認項目 チェック
☐ 車検証の「燃料の種類」(ガソリン/軽油)を確認した
ガソリン車は 0W-20 系(メーカー指定規格 STJLR.03.5006 認証品)を選んだ
軽油(ディーゼル)車は 5W-30 系(メーカー指定規格 STJLR.03.5007 認証品・DPF 対応)を選んだ
☐ 商品ページに オイル区分(ACEA C3 / C5)メーカー独自規格番号 が両方明記されているオイルを選んだ
☐ 並行輸入の場合は販売者・規格・粘度を確認した

中古車を扱う立場で見てきた限り、レンジローバー・イヴォークのオイル選びは 「燃料 → 粘度 → 規格番号照合」の 3 ステップ で機械的に判定できます。車検証 1 欄を見るだけ で誤購入の大半は避けられます。


最終確認:2026年5月 / 次回見直し予定:2026年8月(A8 提携拡大時の §⑥ 追記対応 / ガソリン車向け 0W-20 マスタ追加時のリンク差し替え)

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