この記事でわかること
- 2シリーズ グランツアラー F46型のスマートキー電池は CR2450(厚さ5.0mm・新型のCR2032とは別物)
- なぜ同じBMWでも世代・キーの形で電池が変わるのか
- BMWキー特有の「裏ぶたをスライドさせて開ける」手順
- 間違えやすい型番(CR2450 vs CR2032 vs CR2025)の物理サイズ比較
- 交換しても反応しないときの確認順序+出先での応急処置
- 対象グレード(自分の車を確認)
対象グレード
このページは 2シリーズ グランツアラー(F46型・2015〜2021年式) に該当します。3列シート7人乗りのミニバン系BMWです。
- 218i グランツアラー / 220i グランツアラー
- 218d グランツアラー / 220d グランツアラー
同じ世代の2列シート版「2シリーズ アクティブツアラー(F45)」も、この**黒い角丸の一体型キー(ボタン3つ+下にBMWエンブレム)**であれば電池の型番・開け方は共通です。グランツアラーとアクティブツアラーはキーが同じです。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象車種 | BMW 2シリーズ グランツアラー F46型(2015〜2021年式) |
| 電池の型番 | CR2450(3V コイン形リチウム電池・直径24.5mm/厚さ5.0mm) |
| 難易度 | ★☆☆ 初心者でもOK |
| 所要時間 | 約2分 |
| 費用 | 電池代のみ(約200〜400円) |
| 必要な工具 | 不要(または細いマイナスドライバー1本) |
CR2450は、CR2032やCR2025と比べてひと回り大きく分厚い電池です。直径も厚みも違うので、薄いCR2032を入れても固定されず接触しません。ここがBMWのキー電池交換で最初につまずくポイントです。
なぜ世代・キーの形で電池が変わるのか {#世代の違い}
「BMWのスマートキー電池」で検索すると、CR2032・CR2450・「充電式で交換不可」と情報がバラバラに出てきます。これはBMWがキーの世代ごとに電源方式を変えてきたためです。F46世代(2015〜2021頃)の黒い角丸の一体型キーはCR2450が基本です。
| キーの世代・形 | 採用車種の例 | 電源 |
|---|---|---|
| 黒い角丸の一体型キー(このページ) | F46/F45など2シリーズ ツアラー系(2015〜2021頃) | CR2450(自分で交換可) |
| 細身でフラットな新世代キー | 新しい1シリーズ・3シリーズ(2019〜) | CR2032(自分で交換可) |
| ディスプレイ付きキー(液晶画面あり) | 一部の上位グレード | 充電式(交換不可) |
つまり、別のBMWや最近の輸入車がCR2032だったから、と同じ感覚でF46にCR2032を買ってくるとサイズ違いで入りません。F46グランツアラーは黒い角丸キー=CR2450です。
見分け方は、液晶画面が付いていない・先端からメカニカルキーを抜くスライド式の黒い角丸キーで、年式が2015〜2021年なら基本的にCR2450です。一番確実なのは、一度開けて中の電池の刻印(CR2450)を見ることです。
用意するもの
電池(CR2450)
CR2450はCR2032ほど一般的ではなく、コンビニや100円ショップにはまず置いていません。家電量販店(ヨドバシ・ビックカメラ等)かネット通販が確実です。パナソニック・マクセルなどの国産ブランドなら安心で、長期在庫品を避ける意味でもパッケージの推奨期限を軽く確認しておくとなお良いです。
工具
基本は不要です。キーに内蔵された金属のメカニカルキー(緊急用の物理キー)を抜いた跡から開けられます。合わせ目が硬い個体もあるので、心配なら眼鏡用の細いマイナスドライバーを1本用意しておくと確実です。
交換手順:BMWキーの「スライドさせて開ける」開け方 {#交換手順}
F46のキーは、ネジを外す方式ではなく、裏ぶた(バックカバー)をスライドさせて外すタイプです。
- キー側面または背面のリリースボタンを押し、内蔵の金属メカニカルキーを引き抜く
- メカニカルキーを抜いた跡の溝(または裏ぶたの縁)に爪・コインの端を当て、裏ぶたを下方向にスライドさせて外す。硬い場合は細いマイナスドライバーを溝に当て、てこの要領で少しだけ浮かせてからスライドさせる
- 古いCR2450を取り出す。外す前に**+面(型番が書いてある面)がどちら向きか覚えておく**
- 新しいCR2450を、+面を上(裏ぶた側)に向けてはめ込む
- 裏ぶたを元の位置に「カチッ」と音がするまでスライドさせて戻す
- メカニカルキーを差し戻し、ドアのそばで施錠・解錠して動作確認する
合わせ目を浮かせるときは1か所に力を集中させると、薄いプラスチックのツメが欠けます。全体を均等に動かすのがコツです。
間違えやすい電池の型番(CR2450・CR2032・CR2025) {#型番の間違い}
BMWで一番多い失敗が型番違いの電池を買ってくることです。型番の数字は電池の寸法を表していて、最初の2桁が直径、後ろ2桁が厚さ(mm単位)です。F46のCR2450は、よく使われるCR2032より明らかに大きいので、間違えるとそもそも収まりません。
| 型番 | 直径×厚さ | F46での可否 |
|---|---|---|
| CR2450 | 24.5mm × 5.0mm | ✅ 正解(これを買う) |
| CR2032 | 20.0mm × 3.2mm | ❌ 直径も厚さも足りず固定されない |
| CR2025 | 20.0mm × 2.5mm | ❌ さらに薄く、まったく接触しない |
CR2450は「24.5mm/5.0mm」とふた回り大きいのが特徴です。売り場で「CR」のあとの数字を末尾まで(2450)確認してから買ってください。古い電池を外して刻印(CR2450)を確かめてから買えば、まず間違えません。
交換しても反応しないとき {#反応しないとき}
電池を替えたのに反応しない場合、あわてて「キーの故障」と決めつける前に、次の順で確認します。
- 電池の向き:+面が上(裏ぶた側)になっているか。最も多い原因です
- 型番違い:CR2450ではなく薄いCR2032を入れていないか(ガタついていたら型番違いの可能性大)
- 裏ぶたの収まり:スライドぶたが最後までしっかり閉じているか
- 電池残量:新品でも長期在庫品は電圧が落ちていることがあるので、別の新品で試す
ここまで確認しても無反応なときでも、スマートキーをエンジンスタートボタンに直接タッチさせるとエンジンはかかる設計です(電池が弱っていても始動できる応急手段。ボタンにキーを密着させた状態でスタートを押す)。出先で立ち往生したときの保険として覚えておくと安心です。それでも改善しない場合は、キー本体の基板故障やリモコン登録(同期)が外れている可能性があります。BMWのスマートキーは電池切れ以外にも反応しない原因が複数あるため、原因の切り分けはBMW スマートキーが反応しない・電池交換だけじゃ直らない時の原因5つと対処法も参考にしてください。
よくある質問
Q. ディーラーに頼んだらいくらかかりますか? 電池交換だけなら工賃込みで1,000〜3,000円程度が目安です。作業自体は簡単なので、自分で行えば電池代(200〜400円)だけで済みます。
Q. 電池の残量が少なくなったサインは? 施錠・解錠の反応が鈍くなる、またはメーター内に「キー電池残量低下」の警告が表示されます。表示が出たら早めに交換してください。
Q. CR2450は近所で買えますか? コンビニ・100円ショップにはほぼありません。家電量販店かネット通販が確実です。CR2032と取り違えないよう、型番を末尾まで確認してください。
Q. アクティブツアラー(F45)も同じ電池ですか? はい。同じ世代の2列シート版アクティブツアラー(F45)も同じ黒い角丸キーで、電池はCR2450、手順も同じです。
まとめ
- 2シリーズ グランツアラー F46型のスマートキー電池は CR2450(24.5mm×5.0mm・家電量販店かネットで200〜400円)
- 最近のBMWに多い CR2032(20.0mm×3.2mm)とはサイズが別物。取り違え注意
- 開け方はネジ外しではなく、裏ぶたをスライドさせて外す方式
- 電池の向きは外す前に覚えて、+面を上にして戻す
このシリーズの完全ガイド
BMW DIY整備ガイド 3シリーズ・X3・X5 車種別メンテナンス【2026年版】 で、BMWで自分でできる整備作業を車種別にまとめています。
🛠️ BMW スマートキーの作業に1本あると安心:精密ドライバー
F46のキーは基本スライドで開きますが、合わせ目が硬い個体や、他のBMW(底面に小ネジがあるタイプ)も触る方は、精密ドライバーが1本あると確実です。VESSEL TD-56 精密ドライバー6本セットは +0/+00/−0.9/−1.2/−1.8/−2.3 の6サイズ入りで、BMW/MINI/Mercedes/フォルクスワーゲンのスマートキーに幅広く対応できる定番です。一度買えば長く使える買い置き品です。
💡 ポイント:刃先が摩耗した家庭用ドライバーで無理にこじると、キーのツメや小ネジを舐めてディーラー修理5,000〜10,000円コースになることも。精密ドライバー1本(1,500円程度)の備えで防げます。

