この記事でわかること


対象グレード

このページは 1シリーズ(E87型・2004〜2011年式・5ドアハッチバック) に該当します。

  • 116i / 118i / 120i
  • 120d / 123d(ディーゼル)
  • 130i(直6)

このキーは、3シリーズ(E90)や5シリーズ(E60)と同じ世代の先端が斜めにカットされた一体型キーで、コイン電池を入れるフタがありません。グレードが違っても、E87世代のこのキーであれば仕組みは共通です。


基本情報

項目 内容
対象車種 BMW 1シリーズ E87型(2004〜2011年式)
キーの電源 車載充電式リチウム電池(内蔵・交換不可)
DIY ❌ コイン電池ではないため自分での電池交換はできません
反応しないとき まず走行して充電 → 改善しなければディーラー/BMW専門店
費用目安 充電で復活すれば0円・本体交換が必要な場合は高額

E87型のスマートキーには、コンビニや家電量販店で売っているボタン電池(CR2032など)は入っていません。走行中にイグニッションを通じて充電される、内蔵式の充電池が使われています。ここを知らずにケースを開けようとすると、内部を壊してしまうことがあります。


後継F20・F40との違い:世代で「充電式」と「電池式」が分かれる {#世代の違い}

「1シリーズのキー電池交換」で検索すると、E87(このページ)と後継世代の情報が混ざって出てきます。両者はキーの仕組みが根本的に違うので、まず自分の車がどちらかを確定させてください。

世代 年式の目安 キーの電源
E87(このページ) 2004〜2011 車載充電式(交換不可)
F20(2代目) 2011〜2019 CR2450 コイン電池(自分で交換可)
F40(3代目) 2019〜2024 CR2032 コイン電池(自分で交換可)

つまり、お持ちの1シリーズが2011年より前のE87なら充電式で、ボタン電池の交換という発想自体がありません。一方、買い替えた2代目以降はコイン電池式に変わっています。後継世代をお探しの方はBMW 1シリーズ F20型 スマートキー電池交換 CR2450・2分DIY【2026年版】、またはBMW 1シリーズ F40 スマートキー電池交換 CR2032・約3分をご覧ください。

見分け方は簡単です。キーにコイン電池を入れるフタやスライドぶたが無く、一体成型ならE87=充電式です。


なぜ自分で交換できないのか

E87型のスマートキーは、内部に充電式のリチウム電池が組み込まれています。これは走行中にイグニッション(エンジン始動)を通じて自動的に充電される仕組みで、使い捨てのボタン電池とは構造が異なります。

そのため、

  • コンビニ・家電量販店・100円ショップで売っている電池では代替できない
  • ケースを無理に開けると、充電回路や端子を破損する恐れがある

という理由から、自分でのケース分解・電池交換は推奨されません。無理にこじ開けないでください。


反応が鈍くなったら:まず自分でできる「充電」 {#自分でできる充電}

E87型は「電池が切れた=即ディーラー」ではありません。充電式なので、まずは自分で充電を試せます。

  1. しばらく乗っていなかった場合は、普通に運転するだけで走行中に充電されます。短距離の繰り返しより、20〜30分のまとまった走行のほうが回復しやすい傾向です
  2. キーの反応が鈍いと感じたら、数日は意識して走行距離を確保してみてください

「週末しか乗らない」「近所の買い物だけ」という使い方の車は、充電が追いつかず電池の体感寿命が短くなりがちです。反応が鈍ってきたと感じたら、少し長めに走る日を作ってあげるのが予防になります。


それでも改善しないとき:費用と相談先 {#費用と相談先}

充電を試しても反応しない場合は、内蔵充電池そのものが劣化(寿命)している可能性があります。この段階になると個人での対応は難しく、専門店での対応になります。

  • 相談先:BMW正規ディーラー、またはBMW専門の整備工場
  • 対応内容:内蔵電池の交換、または改善しない場合はスマートキー本体の交換・再登録

費用は対応内容(電池のみか、本体交換か、登録作業を伴うか)によって大きく変わります。正確な金額は車両のキーを見てもらわないと判断できないため、まずは見積もりを取ってください。ディーラーより専門の整備工場のほうが費用を抑えられる場合があるので、可能なら複数社で比較するのがおすすめです。

紛失や破損で本体を作り直すと高額になりがちなので、充電式キーは日常的にキーケースで保護しておくと安心です。


出先でエンジンがかからないときの応急処置 {#応急処置}

キーがまったく反応せず、ドアもエンジンも操作できないときの応急手段です。

  1. スマートキーに内蔵されたメカニカルキー(緊急用の物理キー)を取り出し、運転席ドアの鍵穴で解錠する
  2. 乗り込んだら、スマートキーをエンジンスタートボタンに直接タッチさせる/指定の位置に差し込む
  3. その状態でエンジンスタートを試みる。電池が弱っていても、キーを所定位置に密着させることでエンジンがかかる設計になっています

それでも始動できない場合は、無理をせずロードサービス(JAFや任意保険付帯のサービス、またはBMWのロードサービス)へ連絡してください。


よくある質問

Q. 充電式バッテリーの寿命はどのくらいですか? おおむね数年が目安とされますが、使い方で差が出ます。走行距離が少ない車は充電不足になりやすく、体感寿命が短くなる傾向があります。

Q. 費用を抑えるにはどうすればいいですか? 正規ディーラーよりBMW専門の整備工場のほうが費用を抑えられる場合があります。本体交換が必要かどうかも含め、複数社で見積もりを取って比較するのがおすすめです。

Q. 買い替えた新しい1シリーズも充電式ですか? いいえ。2代目F20以降はコイン電池式(F20はCR2450、F40はCR2032)に変わっており、自分で交換できます。充電式はE87世代までです。


まとめ

  • BMW 1シリーズ E87型(2004〜2011年式)のキーは車載充電式で、ボタン電池は入っていません
  • 後継F20はCR2450、F40はCR2032のコイン電池式。世代の取り違えに注意
  • 反応が鈍ったら、まず長めに走って充電を試す
  • 改善しなければディーラー/BMW専門店で見積もりを

このシリーズの完全ガイド

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