この記事でわかること
- Aクラス W168型のキー電池は CR2025(直径20.0mm×厚さ2.5mm)
- 後継W169との見分け方・電池の個数が違う点に注意
- メルセデス共通の開け方(メカニカルキーを“反対の穴”に差す)+固い電池の外し方
- フタを開けたら“電池の個数”を必ず確認する理由
- 間違えやすい型番(CR2025・CR2032・CR2016)
- 交換しても反応しないときの確認順序
- 対象グレード(自分の車を確認)
対象グレード
このページは Aクラス W168型(1997〜2004年式・初代Aクラス・トールコンパクト) に該当します。
- A140 / A160 / A190 / A210
- A160 CDI / A170 CDI(ディーゼル)
- ロング(ボディ延長版)各グレード
初代Aクラスは、床下に燃料タンクや駆動系を収める「サンドイッチ構造」が特徴の希少なコンパクトです。グレードが違っても、W168世代のキーであれば電池の型番・交換手順は共通です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象車種 | Mercedes-Benz Aクラス W168型(1997〜2004年式) |
| 電池の型番 | CR2025(3V コイン形リチウム電池・直径20.0mm/厚さ2.5mm) |
| 個数 | 1個が一般的(フタを開けて要確認) |
| 難易度 | ★☆☆ 初心者でもOK |
| 所要時間 | 約5分 |
| 費用 | 電池代のみ(約200〜400円・ディーラーでも330円程度) |
| 必要な工具 | 基本不要(内蔵のメカニカルキーで開けられます) |
W168のキー電池は CR2025 です。コンビニ・スーパー・100円ショップでも手に入る、入手性のよいコイン電池です。
後継W169との違い:電池の個数に注意 {#世代の違い}
「Aクラスのキー電池交換」で調べると、初代W168(このページ)と2代目W169の情報が混ざって出てきます。年式とキー形状でまず自分の車を確定させてください。
| 世代 | 年式の目安 | 電池 | 見分け方 |
|---|---|---|---|
| W168(このページ) | 1997〜2004 | CR2025 1個が一般的 | 初代。背の高いトールボディ |
| W169(2代目) | 2004〜2012 | CR2025 2個の個体が多い | 2代目。やや低くワイドに |
ここが重要なポイントです。初代W168は電池1個が一般的なのに対し、2代目W169は同じCR2025を2個使う個体が多いと報告されています。つまり、買い替えや知人の情報で「Aクラスは2個」と思い込んでW168に2個分買っても、本体には1個しか入りません(逆にW169で1個しか買わないと足りません)。
迷わないコツは、フタを開けて実際に入っている個数を見てから、同じ個数を買うことです。2代目をお探しの方はMercedes-Benz Aクラス W169 スマートキー電池交換 CR2025をご覧ください。
用意するもの
電池(CR2025)
コンビニ・スーパー・100円ショップ・家電量販店で手に入ります。確実に使いたいならパナソニック・マクセルなどの国産ブランドが安心です。長期在庫品は電圧が落ちていることがあるので、パッケージの使用推奨期限も軽く確認しておくと安心です。
工具
基本的に不要です。内蔵のメカニカルキー(緊急用の物理キー)を使います。電池が固くて指で外せないとき用に、細いマイナスドライバー(眼鏡用の精密ドライバー)を1本用意しておくと確実です。
交換手順:メルセデス共通の「反対の穴」に差す方式 {#交換手順}
W168のキーは、メカニカルキーを“反対側の穴”に差し込んで裏ぶたを開けるのが正しい手順です。マイナスドライバーで合わせ目を無理にこじると、ツメが欠けます。
- キー側面の黒いギザギザ部分(リリース)をスライドさせ、内蔵の金属メカニカルキーを引き抜く
- いま抜いた穴とは反対側の小さな穴に、そのメカニカルキーの先端を差し込み、テコの要領で裏ぶたを浮かせる(「パコッ」と外れます)
- 入っている電池の個数(1個か)を確認する。次に同じ個数を買えば失敗しません
- 古い CR2025 を取り出す。外す前に**+面がどちら向きか覚えておく**
- 電池が固くて外れないときは、セロハンテープを電池に貼り付けて引っ張ると簡単に持ち上がります
- 新しい CR2025 を、外したときと同じ向き(+面を表側)にしてはめ込む
- 裏ぶたを「パチッ」と音がするまで閉じ、メカニカルキーを元の穴に戻す
- ドアのそばで施錠・解錠して動作確認する
電池交換後の再設定は不要で、すぐに使えます。
間違えやすい電池の型番(CR2025・CR2032・CR2016) {#型番の間違い}
| 型番 | 直径×厚さ | W168での可否 |
|---|---|---|
| CR2025 | 20.0mm × 2.5mm | ✅ 正解(これを買う) |
| CR2032 | 20.0mm × 3.2mm | ❌ 厚すぎてフタが浮く・接触不良 |
| CR2016 | 20.0mm × 1.6mm | ❌ 薄くて接触不良 |
3つとも直径20mmで棚では見分けづらく、末尾の数字(25 / 32 / 16)を読み違えると入っても接触しません。古い電池を外したら、その刻印(CR2025)を見てから同じ型番を買うのが確実です。
交換しても反応しないとき {#反応しないとき}
電池を替えたのに反応しない場合、「故障」と決める前に次の順で確認します。
- 電池の向き:+面が表側(外した時と同じ向き)になっているか。最も多い原因です
- 個数不足:本来2個入る個体に1個しか入れていないなど、個数が合っているか
- 型番違い:厚いCR2032や薄いCR2016を入れていないか。ガタついていたら型番違いの可能性大
- 裏ぶたの収まり:最後まで「パチッ」と閉じているか
ここまで確認しても無反応なときでも、**スマートキーをエンジンスタートボタンに直接タッチさせる(所定位置に挿す)**とエンジンはかかる設計です。出先で立ち往生したときの保険として覚えておくと安心です。それでも改善しない場合は、キー本体の基板故障や登録切れの可能性があるため、ディーラーまたはメルセデス専門の整備工場へご相談ください。
よくある質問
Q. ディーラーに頼んだらいくらかかりますか? 電池代込みで330円程度〜、工賃を取られても1,000〜3,000円程度が目安です。作業は簡単なので、自分で行えば電池代だけで済みます。
Q. 初代W168は電池1個で合っていますか? W168は1個が一般的ですが、必ずフタを開けて実物の個数を確認してから買ってください。2代目W169は2個使う個体が多く、ここが混同しやすいポイントです。
Q. 電池の残量が少なくなったサインは? 施錠・解錠の反応が鈍くなります。反応が鈍ってきたら早めの交換が安心です。
まとめ
- Aクラス W168型(初代)のキー電池は CR2025(直径20.0mm×厚さ2.5mm)
- W168は1個が一般的、2代目W169は2個の個体が多い。フタを開けて個数を確認してから買う
- 開け方は、メカニカルキーを抜いて反対の穴に差し込み裏ぶたを開ける(固い電池はセロハンテープで)
- 反応しないときは、向き・個数・型番を確認。最後はスタートボタン直タッチで始動
このシリーズの完全ガイド
Mercedes DIY整備ガイド C/E/Aクラス W205/W213/W176 完全網羅 で、メルセデスで自分でできる整備作業を車種別にまとめています。
