この記事でわかること
- Aクラス W169型のキー電池は CR2025を2個使う個体が多い(買い忘れ注意)
- 先代W168との見分け方・なぜ個数を間違えやすいのか
- メルセデス共通の開け方(メカニカルキーを“反対の穴”に差す)+固い電池の外し方
- 2個とも同時に新品へ替える理由
- 間違えやすい型番(CR2025・CR2032・CR2016)
- 交換しても反応しないときの確認順序
- 対象グレード(自分の車を確認)
対象グレード
このページは Aクラス W169型(2004〜2012年式・2代目・3ドア/5ドア) に該当します。
- A150 / A160 / A170 / A180 / A200
- A160 CDI / A180 CDI / A200 CDI(ディーゼル)
- A200 TURBO
ボディが3ドアでも5ドアでも、AMG的なグレードでも、W169世代のキーであれば電池の型番・交換手順は共通です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象車種 | Mercedes-Benz Aクラス W169型(2004〜2012年式) |
| 電池の型番 | CR2025(3V コイン形リチウム電池・直径20.0mm/厚さ2.5mm) |
| 個数 | 2個使う個体が多い(フタを開けて要確認) |
| 難易度 | ★☆☆ 初心者でもOK |
| 所要時間 | 約5分 |
| 費用 | 電池代のみ(2個で約400〜600円) |
| 必要な工具 | 基本不要(内蔵のメカニカルキーで開けられます) |
W169のキー電池は CR2025 です。ポイントは、この世代は CR2025 を2個重ねて使う個体が多いこと。1個しか買わずに開けて「足りない」と気づくケースが多いので、最初から2個用意しておくと安心です。
先代W168との違い:なぜ個数を間違えやすいのか {#世代の違い}
「Aクラスのキー電池交換」で調べると、初代W168と2代目W169(このページ)の情報が混ざります。年式とキー形状でまず自分の車を確定させてください。
| 世代 | 年式の目安 | 電池 | 見分け方 |
|---|---|---|---|
| W168(先代) | 1997〜2004 | CR2025 1個が一般的 | 初代。背の高いトールボディ |
| W169(このページ) | 2004〜2012 | CR2025 2個の個体が多い | 2代目。低くワイドに |
ここが落とし穴です。先代W168は1個、2代目W169は2個という個体差があるため、「Aクラスは1個」という先代の感覚で来た方が、W169で1個しか買わずに足りなくなります。逆も同様で、知人のW169情報で「2個」と思い込み、W168に2個分買っても1個しか使いません。
確実なのは、フタを開けて実際の個数を見てから同じ数を買うことです。先代をお探しの方はMercedes-Benz Aクラス W168 スマートキー電池交換 CR2025をご覧ください。
用意するもの
電池(CR2025)×2個
コンビニ・スーパー・100円ショップ・家電量販店で手に入ります。W169は2個使う個体が多いので、3個入りなどのパックを1つ買えば、本体2個+予備で過不足なくまかなえます。確実に使いたいならパナソニック・マクセルなどの国産ブランドが安心です。
工具
基本的に不要です。内蔵のメカニカルキー(緊急用の物理キー)を使います。電池が固くて指で外せないとき用に、細いマイナスドライバー(眼鏡用の精密ドライバー)を1本用意しておくと確実です。
交換手順:メルセデス共通の「反対の穴」に差す方式 {#交換手順}
W169のキーは、メカニカルキーを“反対側の穴”に差し込んで裏ぶたを開けるのが正しい手順です。マイナスドライバーで合わせ目を無理にこじると、ツメが欠けます。
- キー側面の黒いギザギザ部分(リリース)をスライドさせ、内蔵の金属メカニカルキーを引き抜く
- いま抜いた穴とは反対側の小さな穴に、そのメカニカルキーの先端を差し込み、テコの要領で裏ぶたを浮かせる(「パコッ」と外れます)
- 入っている電池の個数(多くは2個)を確認する。重なっている向きも覚えておく
- 古い CR2025 を取り出す。外す前に**+面がどちら向きか覚えておく**
- 電池が固くて外れないときは、セロハンテープを電池に貼り付けて引っ張ると簡単に持ち上がります
- 新しい CR2025 を、外したときと同じ向き・同じ枚数(+面を表側)にしてはめ込む
- 裏ぶたを「パチッ」と音がするまで閉じ、メカニカルキーを元の穴に戻す
- ドアのそばで施錠・解錠して動作確認する
2個使う場合は、片方だけ新品にせず両方とも同時に新品へ替えてください。古い電池と新品を混ぜると、弱った方に引っ張られて寿命が短くなります。電池交換後の再設定は不要で、すぐに使えます。
間違えやすい電池の型番(CR2025・CR2032・CR2016) {#型番の間違い}
| 型番 | 直径×厚さ | W169での可否 |
|---|---|---|
| CR2025 | 20.0mm × 2.5mm | ✅ 正解(これを2個) |
| CR2032 | 20.0mm × 3.2mm | ❌ 厚すぎてフタが浮く・接触不良 |
| CR2016 | 20.0mm × 1.6mm | ❌ 薄くて接触不良 |
3つとも直径20mmで棚では見分けづらく、末尾の数字(25 / 32 / 16)を読み違えると入っても接触しません。古い電池を外したら、その刻印(CR2025)を見てから同じ型番を買うのが確実です。
交換しても反応しないとき {#反応しないとき}
電池を替えたのに反応しない場合、「故障」と決める前に次の順で確認します。
- 個数不足:2個入る個体に1個しか入れていないか。W169で最も多い原因です
- 電池の向き:+面が表側(外した時と同じ向き)になっているか
- 型番違い:厚いCR2032や薄いCR2016を入れていないか。ガタついていたら型番違いの可能性大
- 裏ぶたの収まり:最後まで「パチッ」と閉じているか
ここまで確認しても無反応なときでも、**スマートキーをエンジンスタートボタンに直接タッチさせる(所定位置に挿す)**とエンジンはかかる設計です。出先で立ち往生したときの保険として覚えておくと安心です。それでも改善しない場合は、キー本体の基板故障や登録切れの可能性があるため、ディーラーまたはメルセデス専門の整備工場へご相談ください。
よくある質問
Q. CR2025は本当に2個必要ですか? W169は2個使う個体が多いですが、まれに仕様が異なる個体もあります。必ずフタを開けて実物の個数を確認してください。3個入りのパックを1つ買っておけば、2個使う個体でも予備込みで足ります。
Q. ディーラーに頼んだらいくらかかりますか? 電池代込みで600円程度〜、工賃を取られても1,000〜3,000円程度が目安です。作業は簡単なので、自分で行えば電池代だけで済みます。
Q. 片方だけ新品にしてもいいですか? 2個使う場合は、両方とも同時に新品へ替えてください。新旧を混ぜると弱った方に足を引っ張られ、すぐにまた交換が必要になります。
まとめ
- Aクラス W169型(2代目)のキー電池は CR2025を2個使う個体が多い
- 先代W168は1個。この個数差が一番の落とし穴なので、フタを開けて確認してから買う
- 開け方は、メカニカルキーを抜いて反対の穴に差し込み裏ぶたを開ける(固い電池はセロハンテープで)
- 2個使う場合は両方同時に新品へ。反応しないときはまず個数を確認
このシリーズの完全ガイド
Mercedes DIY整備ガイド C/E/Aクラス W205/W213/W176 完全網羅 で、メルセデスで自分でできる整備作業を車種別にまとめています。
