この記事でわかること


対象グレード

このページは Bクラス W246型(2011〜2018年式・コンパクトミニバン) に該当します。

  • B180 / B200 / B250
  • B180 CDI / B200 CDI / B220 CDI(ディーゼル)
  • B250e(電気自動車)

グレードやパワートレインが違っても、W246世代のスマートキー(先端がクロム仕上げの三つ又エンブレム型)であれば電池の型番・交換手順は共通です。電気自動車のB250eも同じキーです。


基本情報

項目 内容
対象車種 Mercedes-Benz Bクラス W246型(2011〜2018年式)
電池の型番 CR2032(3V コイン形リチウム電池・直径20.0mm/厚さ3.2mm)
難易度 ★☆☆ 初心者でもOK
所要時間 約3分
費用 電池代のみ(約200〜400円)
必要な工具 不要(メカニカルキーの先端で開けられます)

W246世代の電池は、世の中でもっとも普及しているCR2032です。ホームセンター・100円ショップ・コンビニ・家電量販店のどこでも手に入るため、取り寄せの必要はありません。


先代Bクラス W245との違い:世代で電池の型番が変わる {#世代の違い}

Bクラスで一番多い失敗が、先代の感覚でCR2025を買ってきてしまうことです。Bクラスは世代によって採用するコイン電池が違います。

世代 年式の目安 電池の型番
W245(先代・初代Bクラス) 2005〜2011 CR2025(厚さ2.5mm)
W246(このページ・2代目) 2011〜2018 CR2032(厚さ3.2mm)

つまり、初代Bクラス(W245)から乗り継いだ方が同じCR2025をW246に入れると、厚みが足りずに接触不良を起こします。逆に、W245オーナーがこのページを見てCR2032を買うのも誤りです。先代W245をお探しの方はMercedes-Benz Bクラス W245 スマートキー電池交換 CR2025をご覧ください。

見分け方は年式が確実です。2011年以降の登録ならW246=CR2032。中古で前オーナーがキーケースを付けていて刻印が見えない場合は、古い電池を外して刻印を確認してください。


用意するもの

電池(CR2032)

入手性は抜群です。100円ショップ・コンビニでも売っていますが、確実に使いたいならパナソニック・マクセルなどの国産ブランドが安心です。長期在庫品は電圧が落ちていることがあるため、パッケージの使用推奨期限も軽く確認しておくと安心です。

工具

基本的に不要です。スマートキーに内蔵された金属のメカニカルキーの先端を、開け口のスリットに使います。心配な方は細いマイナスドライバー(眼鏡用の精密ドライバー)を1本用意しておくと確実です。


交換手順:メルセデスのクロムキー特有の開け方 {#交換手順}

W246のスマートキーは、裏ぶたをスライドさせる方式ではなく、メカニカルキーを抜いた跡のスリットを起点にケースを開くタイプです。合わせ目が硬めなので、力任せにこじるとツメが欠けます。

  1. キー側面のリリースつまみをスライドさせ、内蔵の金属メカニカルキー(緊急用の物理キー)を引き抜く
  2. メカニカルキーを抜いた跡にできるスリットに、そのメカニカルキーの先端(または細いマイナスドライバー)を差し込み、てこの要領でケースの合わせ目を少しずつ浮かせる
  3. 古いCR2032を取り出す。外す前に**+面がどちら向きか覚えておく**
  4. 新しいCR2032を、+(プラス)面を上(フタ側)に向けてはめ込む
  5. ケースの上下を合わせ、「パチッ」と音がするまで全体を押し込んで閉じる
  6. メカニカルキーを戻し、ドアのそばで施錠・解錠して動作確認する

合わせ目を浮かせるときは1か所に力を集中させず、少しずつ全周をこじるとツメが折れにくいです。メルセデスのキーはケース内部に基板が密着しているので、内部を金属でぐりぐり触らないよう注意してください。


間違えやすい電池の型番(CR2032・CR2025・CR2016) {#型番の間違い}

W246で一番多いトラブルが型番違いの電池を買ってくることです。直径はどれも20mmで同じなので、棚で取り違えやすく、数字の末尾を読み違えると入っても接触しません。

型番 直径×厚さ W246での可否
CR2032 20.0mm × 3.2mm ✅ 正解(これを買う)
CR2025 20.0mm × 2.5mm ❌ 薄くて接触不良・先代W245の型番
CR2016 20.0mm × 1.6mm ❌ さらに薄く、まともに接触しない

特にメルセデス乗りは先代のCR2025と混同しやすいので要注意です。「20」だけ見て買わず、末尾まで(2032)確認してください。古い電池を外したら、その刻印(CR2032)を見てから同じ型番を買うのが一番確実です。


交換しても反応しないとき {#反応しないとき}

電池を替えたのに反応しない場合、あわてて「故障」と判断する前に次の順で確認します。

  1. 電池の向き:+面が上(フタ側)になっているか。最も多い原因です
  2. 型番違い:CR2032ではなく薄いCR2025を入れていないか(ガタついていたら型番違いの可能性大)
  3. ケースの収まり:上下のケースが最後までしっかり閉じているか
  4. 電池残量:新品でも長期在庫品は電圧が落ちていることがあるので、別の新品で試す

ここまで確認しても無反応な場合でも、スマートキーをエンジンスタートボタンに直接タッチさせるとエンジンはかかる設計です(電池が弱っていても始動できる応急手段)。出先で立ち往生したときの保険として覚えておくと安心です。それでも改善しない場合は、キー本体の基板故障やリモコン登録(同期)が外れている可能性があるため、ディーラーまたはメルセデス専門の整備工場へご相談ください。


よくある質問

Q. ディーラーに頼んだらいくらかかりますか? 電池交換だけなら工賃込みで1,000〜3,000円程度が目安です。ただし作業自体は簡単なので、自分で行えば電池代(200〜400円)だけで済みます。

Q. 電池の残量が少なくなったサインは? 施錠・解錠の反応が鈍くなる、またはメーター内に「キー電池残量低下」と表示されます。表示が出たら早めに交換してください。

Q. 純正電池でないとダメですか? いいえ。CR2032であればパナソニック・マクセルなど国産ブランドで問題ありません。純正にこだわる必要はありません。

Q. スペアキーも一緒に替えるべきですか? 普段使わないスペアキーも同じ時期に弱りがちです。CR2032は複数個入りで売っているので、2本まとめて替えておくと安心です。


まとめ

  • Bクラス W246型(2011〜2018年式)のスマートキー電池は CR2032(100均・コンビニで200〜400円)
  • 先代W245(初代Bクラス)は CR2025。世代の取り違えに注意(厚みが違う)
  • メルセデスのクロムキーは、メカニカルキーを抜いたスリットから少しずつ開く
  • 電池の向きは外す前に覚えて、+面を上にして戻す

このシリーズの完全ガイド

Mercedes DIY整備ガイド C/E/Aクラス W205/W213/W176 完全網羅 で、メルセデスで自分でできる整備作業を車種別にまとめています。