結論
オレンジでも「そのまま走ってよい」とは限りません。
ランプの形・点滅・画面の指示を一緒に確認してください。
停車を求める表示や、ブレーキ・ハンドルの異常がある場合は、安全な場所に止めて連絡を。横すべり防止の点滅など、装置が働いている合図もあります。
この記事の目次全7項目
🔎 まずは色と形を確認
| 色・表示 | 意味の目安 | まずすること |
|---|---|---|
| 🔴 赤のブレーキ・冷却水 | 停車が必要な異常の場合がある | 画面の指示を確認。停車指示なら走り続けない |
| 🟠 黄・オレンジ | 点検の必要、機能の解除、作動中など | 形と点灯・点滅を確認し、下の表へ |
| 🟢 緑・🔵 青 | ウインカーやライトの作動 | 必要な操作か確認する |
以下は、日本語のEクラス取扱説明書にある表示を例にしています。車種・年式・装備で表示と対処は変わります。Cクラス・Aクラス・GLCなども、手元の車の説明書と画面の指示を優先してください。電気自動車やハイブリッド車専用の警告をすべて網羅した一覧ではありません。
🟠 オレンジ・黄色の警告灯一覧
| 表示・形の目安 | 意味 | 走行と対処 |
|---|---|---|
| エンジンの形が点灯 | エンジン制御・燃料・排気などの異常の可能性 | すみやかに点検。強い振動や出力低下などがあれば無理に走らず連絡 |
| 丸の中にABS | 急ブレーキ時のタイヤのロックを防ぐ装置の異常など | 通常のブレーキは働いても補助機能が使えない場合がある。画面の指示に従い、慎重に走行して点検 |
| 横すべりする車(ESP)が点滅 | 横すべり防止装置が作動中 | アクセルをゆるめ、路面・天候に合わせて運転。故障と決めつけない |
| ESP OFF | 横すべり防止機能を解除している | 通常の待機状態に戻す。戻せなければ点検 |
| ESPとESP OFFが点灯 | 横すべり防止などの機能が故障で使えない | 画面の追加メッセージに従い、慎重に走行して点検 |
| 黄色のブレーキ表示 | ブレーキシステムの異常 | 画面の指示を確認して点検。効きが悪いなら走行をやめて連絡 |
| 給油機の形 | 燃料が少ない | 最寄りの給油所で給油 |
出典:Eクラス日本語取扱説明書の印刷405〜408ページ。オレンジに見える表示も、説明書では「黄色」と書かれています。
エンジンの形:部品を決めつけず点検へ
エンジン警告灯だけでは、原因部品や修理代は分かりません。「オレンジだから数日間は放置してよい」と判断しないでください。表示された文章と、振動・異音・加速の変化を販売店に伝えましょう。
症状別の確認はベンツのエンジン警告灯へ。走行できる距離は一律には決められません。
ABS・ESP:点灯と点滅を分ける
ABSはブレーキの補助、ESPは横すべりを抑える装置です。ESPの点滅は、滑りそうな車を安定させている合図の場合があります。アクセルをゆるめ、装置を切らずに走り方を合わせてください。
点いたままの場合は、他のランプと画面の文章も確認します。単独点灯と、ブレーキ警告を伴う状態を同じ扱いにしないでください。
🔴 赤の警告灯一覧
| 表示・状態 | 意味 | 走行と対処 |
|---|---|---|
| ブレーキ表示と警告音・ブレーキ液不足などの表示 | ブレーキ液不足や、踏む力を助ける機能の故障 | 安全に停車して走行を中止。販売店へ連絡。液を足すだけで済ませない |
| ブレーキ表示・パーキングブレーキがかかったまま | 解除されていない | 発進前に解除を確認。解除しても消えないなら故障の案内を確認 |
| 波の上の温度計(冷却水) | 冷却水不足・高温・温度センサーの異常など | 安全に止めてエンジンを切る。熱い間は冷却水のふたを開けない |
| 座った人と丸(エアバッグ) | 乗員を保護する装置の故障 | 取扱説明書は慎重な走行と、ただちに点検を案内。事故時に働かないおそれがあるため放置しない |
| ベルトを締めた人 | シートベルト未着用など | 停車中に全員のベルトを確認してから発進 |
出典:同取扱説明書の印刷404〜409ページ。赤でも、シートベルトやパーキングブレーキのように操作を求める表示があります。故障の赤を「操作するだけ」と取り違えないことが大切です。
ブレーキ・冷却水は、停車後の対応も確認
ブレーキ液不足の表示は、液を足して走り続ける案内ではありません。説明書は走行を中止し、指定サービス工場に連絡するよう求めています。ベンツのブレーキ警告灯も参照してください。
冷却水の警告は、まず停車と冷却です。説明書には状態ごとの分岐がありますが、原因が分からないまま再始動・走行再開をしないでください。販売店に表示内容を伝え、移動方法を相談しましょう。ベンツの冷却水警告灯へ。
🟢 緑・青の表示灯一覧
| 表示 | 意味 | すること |
|---|---|---|
| 🟢 左右の矢印 | ウインカー・非常点滅灯の作動 | 曲がり終えた後などに、必要な表示か確認 |
| 🔵 ヘッドライトから横向きの線 | ハイビーム(上向きライト) | 対向車などをまぶしくさせる場合は下向きへ切り替える |
表示の意味と操作は同取扱説明書の印刷129〜131ページ、色の区分はJAFの警告灯の案内も参照しています。緑・青は、それ自体が修理を求める表示ではありません。
📝 点検を頼むときに伝えること
- 車種・年式と、点いたランプの形・色を伝える。
- 点灯か点滅か、画面の文章、振動や異音の有無を伝える。
- 安全に停車してから写真を撮る。運転しながら撮影しない。
- 自走で持ち込めるか、搬送が必要かを先に相談する。
警告を消す操作よりも、原因の確認が先です。診断機や部品を先に買わず、車両と症状に合った点検を依頼してください。
❓ よくある質問
Q. オレンジなら走っても大丈夫? A. 色だけでは決まりません。形・点滅・画面の指示を確認します。停車指示やブレーキ・ハンドルの異常があれば、安全に止めて連絡してください。
Q. 点滅は必ず故障ですか? A. 必ずではありません。ESPは作動中に点滅する場合があります。別のランプの点滅に同じ意味を当てはめず、表示ごとに確認してください。
Q. 消えたら点検は不要ですか? A. 消えたことだけで原因が直ったとは判断できません。繰り返す場合や異常を感じた場合は、発生時の状況を伝えて点検を相談してください。
✅ 最後に確認
- 色だけでなく、形・点灯・点滅・画面の指示を確認した
- 停車指示や操作の異常がある場合は、走行をやめて連絡した
- 車種・年式に合う取扱説明書で確認した
他メーカーと見比べたい方は外車の警告灯一覧へ。
最終確認:現役・輸入車販売店オーナー・2026年11月
