この記事でわかること
- BMW Z4 E89型のスマートキー電池は CR2450(CR2032ではない)
- E85(先代)との見分け方・なぜ電池式なのか
- 電池の入れ方の癖・ツメを折らない開け方(5ステップ)
- 間違えやすい型番(CR2450 vs CR2032 vs CR2477)
- 交換してもキーが反応しないときの確認順序
- 対象グレード(自分の車を確認)
対象グレード
このページは Z4(E89型・電動格納式ハードトップのロードスター) に該当します。2009〜2016年式が対象です。
- sDrive20i
- sDrive23i
- sDrive28i
- sDrive30i
- sDrive35i
- sDrive35is
リアに大きな「Z4」エンブレム、屋根がsoft topではなく金属の電動格納式ハードトップならE89型です。先代のE85(幌)とはキーの仕組みが根本的に違うので、後述の見分け方を必ず確認してください。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象車種 | BMW Z4 E89型(2009〜2016年式) |
| 電池の型番 | CR2450(3V コイン形リチウム電池・直径24.5mm/厚さ5.0mm) |
| 難易度 | ★☆☆ 初心者でもOK |
| 所要時間 | 約3分 |
| 費用 | 電池代のみ(約200〜400円) |
| 必要な工具 | 小さなマイナスドライバー1本 |
E89型のスマートキーは、先代E85の「車載充電式(電池交換不可)」とは違い、自分でコイン電池を交換できる世代です。同じ「Z4」でも世代でまったく作業が変わるため、ここを取り違えると「開けようとしたら充電式だった/買った電池が入らなかった」という失敗につながります。
E85との違い:同じZ4でも電池式と充電式で分かれる {#e85との違い}
ここがE89型オーナーが一番つまずくポイントです。
| Z4 E85(先代・2002〜2008) | Z4 E89(このページ・2009〜2016) | |
|---|---|---|
| 屋根 | ソフトトップ(幌) | 電動格納式ハードトップ(金属) |
| キーの電源 | 車載充電式(交換不可) | CR2450 コイン電池(自分で交換可) |
| 反応しない時 | ディーラーで充電・本体交換 | 電池を自分で交換すればOK |
つまり「Z4のキーが反応しない」とネットで調べると、E85の「充電式だから自分で交換できない」という情報が混ざって出てきます。お持ちのZ4が2009年以降のハードトップなら、それはE89=電池式なので、自分で交換できます。先代E85をお探しの方はBMW Z4 E85 スマートキー 充電式・自分で交換不可をご覧ください。
用意するもの
電池(CR2450)
CR2450は、CR2032に比べると置いている店が限られます。Amazon・ヨドバシ・ビックカメラなどの家電量販店、ホームセンターの電池コーナーでは確実に手に入りますが、コンビニや100円ショップでは在庫がないことが多いです。出かける前に1本確保しておくと確実です。
工具
小さなマイナスドライバー1本(メガネ用の精密ドライバーが理想)。
交換手順(電池の入れ方の癖) {#交換手順}
E89型のスマートキーは、ケースの合わせ目が硬めです。力任せに開けるとツメが折れるので、メカニカルキーを抜いた「溝」を起点にするのがコツです。
- キー裏面のリリースボタンを押しながら、内蔵の金属メカニカルキーを引き抜く
- 金属キーを抜いた跡にできる溝にマイナスドライバーの先をそっと差し込み、こじるようにケースの合わせ目を浮かせる(一気にではなく、少しずつ)
- 古いCR2450をドライバーの先で軽く押し出して取り出す
- 新しいCR2450を、+(プラス)刻印面を上(ケースのフタ側)に向けてはめ込む。E89はバネ接点が下側にあるため、向きを逆にすると接触しません
- フタを「パチッ」と音がするまで閉じ、メカニカルキーを戻してから、ドアロックボタンで動作確認する
ケースを浮かせるときは、1か所だけでなく合わせ目を少しずつ全周こじると、ツメに負担がかからず割れにくいです。
間違えやすい電池の型番(CR2450・CR2032・CR2477) {#型番の間違い}
E89型で一番多い失敗が型番違いの電池を買ってくることです。見た目が似ていて、数字を1つ読み違えると入りません。
| 型番 | 直径×厚さ | E89での可否 |
|---|---|---|
| CR2450 | 24.5mm × 5.0mm | ✅ 正解(これを買う) |
| CR2032 | 20.0mm × 3.2mm | ❌ 小さすぎてガタつく・接触不良 |
| CR2477 | 24.5mm × 7.7mm | ❌ 直径は同じだが厚くてフタが閉まらない |
CR2032はもっとも普及しているボタン電池なので「とりあえず家にあったCR2032を入れた」という方が多いのですが、E89には直径も厚みも足りずまともに動きません。買う前・交換前に、いま入っている電池の刻印(CR2450)を必ず確認してください。
交換してもキーが反応しないとき {#反応しないとき}
電池を替えたのに反応しない場合、あわてて「故障」と判断する前に次の順で確認します。
- 電池の向き:+面が上(フタ側)になっているか。E89で最も多い原因です
- 型番違い:CR2450ではなくCR2032を入れていないか(ガタついていたら型番違いの可能性大)
- 電池残量:新品でも長期在庫品は電圧が落ちていることがあります。別の新品で試す
- キーをスタートボタンに接触:電池が弱っていても、スマートキーをエンジンスタートボタンに直接タッチさせるとエンジンがかかる設計です。出先で立ち往生したときの応急手段として覚えておくと安心です
ここまで確認しても無反応なら、キー本体側の基板故障やリモコン登録(同期)が外れている可能性があります。その場合はディーラーまたはBMW専門の整備工場へご相談ください。
よくある質問
Q. 電池の寿命はどのくらいですか? 通常使用で1〜2年が目安です。ドアの解錠・施錠の反応が鈍くなってきたら交換のサインです。スペアキー(あまり使わない方)も同時に弱っていることが多いので、2本まとめて替えておくと安心です。
Q. メーターに電池残量低下の警告は出ますか? 反応が悪くなる前に、メーター内に「キー電池残量低下」の表示が出ることがあります。表示が出たら早めに交換してください。
Q. CR2450を間違えてCR2032で買ってしまいました。使えますか? 使えません。直径も厚みも足りず、接触不良やガタつきの原因になります。CR2450を買い直してください。
まとめ
- BMW Z4 E89型(2009〜2016年式・ハードトップ)の電池は CR2450
- 先代E85(幌)は充電式で交換不可。世代の取り違えに注意
- CR2032・CR2477とは入らない。型番を必ず確認
- マイナスドライバー1本・約3分・電池代のみ(200〜400円)で完了
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