結論

電池は「CR2032」。
1枚買えば、3分で直ります。

難易度 ★☆☆ 作業 約3分 費用 200〜400円 工具 不要(爪や薄いコインでOK)

↓ これを買えばOK。コンビニ・100均でも手に入りますが、国産ブランドが安心です。

✓ 薄くフラットで液晶のない黒いキー(G31型・2017年式〜) このページのままでOK

✗ ぼってり厚い角丸のキー(先代F11・2010〜2017) 電池はCR2450で型番が違います

✗ 液晶画面付きのキー(ディスプレイキー) 充電式なので電池交換は不要です

✗ セダン(G30型) 電池・手順は同じですが専用ページはこちら

この記事の目次6項目

交換のしかた(6ステップ)

G31の通常キーは薄くフラットで、裏ぶたをスライドさせて外すタイプです。表面のピアノブラック部分は傷が目立ちやすいので、金属工具で表を擦らないよう注意します。

  1. キー側面または背面のリリースボタンを押し、内蔵の金属メカニカルキー(緊急用の物理キー)を引き抜く
  2. メカニカルキーを抜いた跡の溝(または裏ぶたの縁)に爪か薄いコインの端を当て、てこの要領で裏ぶたを少しずつ浮かせて外す
  3. 古いCR2032を取り出す。外す前に+面(型番が書いてある面)がどちら向きか覚えておく
  4. 新しいCR2032を、+面を上(裏ぶた側)に向けてはめ込む
  5. 裏ぶたを元の位置に「カチッ」と音がするまで戻す
  6. メカニカルキーを差し戻し、ドアのそばで施錠・解錠して動作確認する

合わせ目を浮かせるときは1か所に力を集中させず、全体を均等に動かすと薄いツメが折れにくいです。

交換ついでに、ケースの保護まで済ませるなら。 ケースの開け閉めでは、ツメや表面にどうしても小さな傷が入ります。今このタイミングで本革ケースを着けておくと、傷も指紋もまとめてカバーできます。

先代(F11)との見分け方

「うちの5シリーズ ツーリングはG31で合ってる?」——この記事はG31(2017年式〜)の通常キー専用です。先代F11は電池の型番が違います。

世代 年式の目安 キーの形・電池
F11(先代ツーリング) 2010〜2017 黒い角丸の一体型キー・CR2450(厚さ5.0mm)
G31(このページ)通常キー 2017〜 細身フラットキー・CR2032(厚さ3.2mm)
G31 ディスプレイキー 2017〜 液晶画面付き・充電式(電池交換不可)

先代F11から乗り換えた方が「うちの5シリーズはCR2450」と覚えていると、G31の通常キーにはふた回り大きいCR2450は入りません。見分け方は、薄くフラットで液晶のない黒いキーならG31=CR2032、ぼってり厚い角丸ならF11=CR2450です。一番確実なのは、一度開けて中の電池の刻印を見ることです。

間違えやすい電池の型番

型番の数字は寸法を表していて、最初の2桁が直径、後ろ2桁が厚さ(mm単位)です。G31通常キーのCR2032は、先代F11のCR2450とは大きさがまったく違います。

型番 直径×厚さ G31通常キーでの可否
CR2032 20.0mm × 3.2mm ✅ 正解(これを買う)
CR2450 24.5mm × 5.0mm ❌ ふた回り大きく入らない・先代F11の型番
CR2025 20.0mm × 2.5mm ❌ 直径は同じだが薄くて接触不良

「20」だけで判断せず、末尾まで(2032)確認してください。古い電池を外して刻印を確かめてから買うのが一番確実です。

つまずいたら、ここ

Q. 電池を替えたのに反応しない

9割は電池の向きです。開け直して「+」が上かを確認してください。それでも直らないときは、そもそも充電式のディスプレイキーではないか、CR2032ではなく薄いCR2025を入れていないかを確認します。ここまで確認しても無反応なときは、スマートキーをエンジンスタートボタンに直接タッチさせるとエンジンはかかる設計です(電池が弱っていても始動できる応急手段)。それでも改善しない場合は、キー本体の基板故障や登録が外れている可能性があります。切り分けはBMW スマートキーが反応しない・電池交換だけじゃ直らない時の原因5つと対処法へ。

Q. ディーラーに頼んだらいくらかかりますか?

電池交換だけなら工賃込みで1,000〜3,000円程度が目安です。自分で行えば電池代(200〜400円)だけで済みます。

Q. スペアキーも一緒に替えるべきですか?

普段使わないスペアキーも同じように弱ります。CR2032は複数個入りで売っているので、2本まとめて替えておくと安心です。

詳しい情報(読みたい人だけ)

対象グレード(自分の車を確認)

このページは 5シリーズ ツーリング(G31型・2017年式〜) のワゴンに該当します。

  • 520i ツーリング / 530i ツーリング / 540i ツーリング
  • 530e ツーリング(プラグインハイブリッド)
  • 520d ツーリング / 530d ツーリング / 540d ツーリング
  • M550d xDrive ツーリング / M5 ツーリング / M5 Competition ツーリング

セダンの兄弟車G30と同じ細身でフラットな新世代キーを使うため、電池の型番・開け方はセダンと共通です。

精密ドライバーがあると確実な理由

G31の通常キーは基本工具なしで開きますが、合わせ目が硬い個体や、他のBMW(底面に小ネジがあるタイプ)も触る方は、精密ドライバーが1本あると確実です。VESSEL TD-56 精密ドライバー6本セットは6サイズ入りで、BMW/MINI/Mercedes/フォルクスワーゲンのスマートキーに幅広く対応できる定番です。

刃先が摩耗した家庭用ドライバーで無理にこじると、キーのツメや表面を傷つけてディーラー修理5,000〜10,000円コースになることも。精密ドライバー1本(1,500円程度)の備えで防げます。

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この記事は、現役・輸入車販売店オーナーの立場から、5シリーズ ツーリングオーナーがディーラー見積もりに迷わず3分で解決できるよう、現場での相談事例と公式仕様をもとにまとめました。 — 現役・輸入車販売店オーナー