この記事でわかること

  • W205 Cクラス(2014〜2021年) 全グレードの推奨エンジンオイル規格(MB-Approval)
  • 車両形式別のオイル容量(フィルター込み)
  • 交換サイクルと正しいタイミング
  • C180/C200/C220d/C300/C350e/C43/C63/C63 S 各エンジンの違い
  • Amazon・楽天で買えるおすすめ製品リンク

🔍 この記事での「型式」表記について

車検証の「型式」欄に DBA-205040C のように書かれている場合、 ハイフン以降(例:205040C)が車両形式番号 です。

本記事では「W205 / 205040C」のように シャシーコード/車両形式 を併記しています。

💡 Mercedesの「末尾C」について W205 Cクラスは、メルセデス・ベンツ日本(MBJ)正規輸入車では車両形式の末尾に「C」が付く慣習があります(例:205040C)。中古車サイトによっては「205040」と表記される場合もあるため、両方の表記を確認 してください。本記事では正規表記の「C付き」を採用しています。


対象車種・年式

このページは W205 / S205 Cクラス(2014年〜2021年) に該当します。 セダン(W205)/ステーションワゴン(S205)/クーペ/カブリオレを含みます。

グレード 車両形式 フル表記 エンジン
C180 205040C DBA-205040C / RBA-205040C M274 直4 1.6Lターボ
C200 205042C DBA-205042C M274 直4 2.0Lターボ
C220d 205014C LDA-205014C / 3DA-205014C OM651 / OM654 直4 ディーゼル
C250 205045C DBA-205045C M274 直4 2.0Lターボ(高出力)
C300 205045C / 205077C DBA-205045C M274 直4 2.0Lターボ
C350e(PHEV) 205054C LDA-205054C M274 + 電気モーター
C200 ステーションワゴン 205242C DBA-205242C M274 直4 2.0Lターボ
C220d ステーションワゴン 205214C LDA-205214C / 3DA-205214C OM651 / OM654 ディーゼル
C200 / C300 クーペ 205340 / 205342 DBA-205340 / DBA-205342 M274 直4 2.0Lターボ
C43 4MATIC AMG 205064 CBA-205064 M276 V6 3.0Lツインターボ
C63 AMG 205086 CBA-205086 M177 V8 4.0Lツインターボ
C63 S AMG 205087 CBA-205087 M177 V8 4.0Lツインターボ

型式別 推奨オイルスペック一覧

型式 主なエンジン 推奨規格(MB-Approval) 推奨粘度 容量目安(フィルター込み)
205040C(C180) M274 1.6Lターボ MB 229.51 / 229.52 5W-30 約5.8L
205042C(C200) M274 2.0Lターボ MB 229.51 / 229.52 5W-30 約5.8L
205014C(C220d) OM651 / OM654 ディーゼル MB 229.51 / 229.52 5W-30 約5.5〜5.8L
205045C(C250 / C300) M274 2.0Lターボ MB 229.51 / 229.52 5W-30 約5.8L
205054C(C350e PHEV) M274 + モーター MB 229.51 / 229.52 5W-30 約5.8L
205242C(C200 ワゴン) M274 2.0Lターボ MB 229.51 / 229.52 5W-30 約5.8L
205214C(C220d ワゴン) OM651 / OM654 MB 229.51 / 229.52 5W-30 約5.5〜5.8L
205064(C43 AMG) M276 V6 ツインターボ MB 229.5 / 229.51 5W-30 または 0W-40 約7.5〜8.0L
205086(C63 AMG) M177 V8 ツインターボ MB 229.5 0W-40(AMG指定) 約8.5L
205087(C63 S AMG) M177 V8 ツインターボ MB 229.5 0W-40(AMG指定) 約8.5L

⚠️ 容量はエンジン型式・年式によって若干異なります。最終的にはオーナーズマニュアルか給油口付近のラベルで確認してください。 ⚠️ AMG(C43 / C63 / C63 S)は専用規格(MB 229.5 + 0W-40) が指定されており、通常モデルとは異なります。AMGには必ず専用オイルを使用してください。


推奨オイル規格「MB-Approval(メルセデス承認規格)」とは

メルセデス・ベンツは独自に定めた MB-Approval という承認規格を持っています。エンジンを保護するため、この規格を満たしたオイルを使うことが強く推奨されます。

W205 Cクラスで使われる主な規格

規格 用途 特徴
MB 229.51 ガソリン・ディーゼル両用(標準) DPF対応の低灰分(Low-SAPS)、長寿命
MB 229.52 ガソリン・ディーゼル両用(後発) 229.51の発展版、より低粘度対応
MB 229.5 高性能エンジン用(AMG含む) 高い熱安定性、フルシンセティック
MB 229.31 旧型対応 低灰分、長寿命

市場での代表製品(MB 229.51 / 229.52)

  • Mobil 1 ESP 5W-30(229.51 / 229.52 認証)
  • Castrol EDGE Professional 5W-30(229.51 認証)
  • Shell Helix Ultra Professional AF 5W-30(229.51 認証)
  • Motul 8100 X-clean 5W-30(229.51 / 229.52 認証)

AMG(C43 / C63 / C63 S)専用

  • Mobil 1 0W-40(MB 229.5 認証)
  • Castrol EDGE 0W-40 A3/B4(MB 229.5 認証)

🔴 重要:「ただの 5W-30」ではダメです。必ずパッケージに「MB-Approval 229.51」または「MB 229.52」の認証マーク・表記があるオイルを選んでください。規格未認証のオイルを使うと、エンジン内部の汚れ(スラッジ)やDPF(粒子状物質フィルター)の詰まりにつながり、修理費が高額になるケースがあります。


🚗 あなたの車には何L必要?(早見表)

愛車のグレード・型式から、オイル交換時に必要な量をチェックしましょう。 ※下記はオイル+オイルフィルター同時交換時の目安量です(メーカー公表値ベース)。

グレード・車両形式 エンジン 必要量
C180(205040C) M274 1.6Lターボ 約5.8L
C200(205042C) M274 2.0Lターボ 約5.8L
C220d(205014C) OM651 / OM654 ディーゼル 約5.5〜5.8L
C250 / C300(205045C) M274 2.0Lターボ 約5.8L
C350e PHEV(205054C) M274 + モーター 約5.8L
C200 ワゴン(205242C) M274 2.0Lターボ 約5.8L
C220d ワゴン(205214C) OM651 / OM654 約5.5〜5.8L
C200 / C300 クーペ(205340 / 205342) M274 2.0Lターボ 約5.8L
C43 AMG(205064) M276 V6 ツインターボ 約7.5〜8.0L
C63 AMG(205086) M177 V8 ツインターボ 約8.5L
C63 S AMG(205087) M177 V8 ツインターボ 約8.5L

🛒 購入の目安

  • 必要量 4〜5L5L缶 1本でOK
  • 必要量 5.5〜6L5L缶 1本+1L缶 1本
  • 必要量 7〜8L5L缶 1本+1L缶 2〜3本 または 5L缶 2本
  • 必要量 8.5L以上(C63 / C63 S) → 5L缶 2本

※実際の必要量は車両状態・整備マニュアルで最終確認をお願いします。


おすすめエンジンオイル(Amazon)

C180 / C200 / C220d / C250 / C300 / C350e(標準モデル向け)

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選ぶポイント:必ずパッケージに「MB-Approval 229.51」または「MB 229.52」の認証マーク・表記があるものを選んでください。粘度(5W-30)だけ合っていても、規格が違うとエンジン保護性能が不足します。

C43 / C63 / C63 S AMG 専用

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AMGオーナー必読:M177 V8(C63/C63 S)および M276 V6(C43)は、MB 229.5 認証の 0W-40 が指定されています。標準モデル用の 5W-30 ではエンジン保護性能が足りません。必ず「229.5」表記のあるオイルを選んでください。


楽天派の方はこちら:楽天市場のおすすめ高品質オイル(MOTUL 8100 X-clean 5W-30 5L/MB 229.51 / 229.52 認証)はこちら。

🧪 さらに性能を引き上げるなら: オイル交換時にエンジン保護添加剤を併用すると、燃費向上・摩擦低減効果あり。

AMG・MB 229.5 指定モデルの方はこちら:M177 V8(C63)/M276 V6(C43)など 0W-40 指定エンジンには Mobil 1 FS 0W-40 が定番。MB 229.5 認証取得済みで、Mercedes 純正同等の保護性能です。


オイルフィルター(エレメント)も同時交換を

エンジンオイル交換の際は オイルフィルター(エレメント)の同時交換 を強くおすすめします。フィルターには前回交換分の汚れが残っており、新しいオイルを汚染してしまいます。

W205 Cクラスのオイルフィルターは、エンジン上部からアクセスできる カートリッジ式(紙製エレメント+Oリング) が採用されています。整備性は比較的良好です。

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フィルター選びの注意:W205 でも C180/C200/C220d など エンジンによって対応フィルターが異なります。型式番号(205040C 等)または車検証情報を控えてから購入してください。


交換サイクルの目安

使用状況 交換サイクル
通常使用(コンディションサービス付き) インジケーター表示に従う(最大 約20,000km または1年)
シビアコンディション(短距離・渋滞中心) 5,000〜10,000km ごと または 6ヶ月ごと を推奨
サーキット走行・スポーツ走行後(特にAMG) 使用の都度確認・早期交換推奨

W205 にはオイルコンディションセンサー(ASSYST PLUS)が搭載されており、ダッシュボードに交換時期が表示されます。

ただし、日本の都市部は世界的に見てもシビアコンディション に該当します。インジケーター任せではなく、1年または1万km のどちらか早い方 で交換するのが安心です。

💡 エンジンオイルは外車メンテナンスの最優先事項です。 指定外のオイルや長期放置はエンジン内部の摩耗・スラッジ堆積につながり、修理費が数十万円〜エンジン載せ替え(100万円超)になるケースもあります。

⚠️ AMG(C43 / C63 / C63 S)の注意点 AMGモデルはエンジンを高負荷で使うことが多く、標準モデルより 早めの交換(5,000〜7,000km または 半年) を推奨します。サーキット走行後は必ず点検してください。


DIY交換の基本手順(参考)

  1. 暖機後10分冷ましてからドレンボルトを外し廃油を抜く(廃油受けトレイ必須)
  2. オイルフィルターハウジングを外しエレメントを交換、Oリングは新品に
  3. 新フィルター装着時にOリングへオイルを薄く塗ってから手締め→規定トルクで本締め
  4. ドレンボルトを規定トルクで締める(締めすぎ注意・ワッシャーは新品推奨)
  5. 規定量のオイルをオイルキャップから注入
  6. エンジン始動 → 油圧警告灯が消えることを確認
  7. 数分後エンジン停止 → レベルゲージまたは車載オイルレベルセンサーで量を確認・調整

⚠️ W205 はディップスティック(オイルレベルゲージ)が省略されている個体があります。その場合は メーター内の電子オイルレベル表示 で確認します。エンジン停止後5分待ってから「メーター操作 → サービスメニュー → エンジンオイルレベル」で確認できます。

廃油は産業廃棄物です。ガソリンスタンドやカー用品店の廃油回収サービスを利用してください。


よくある質問

Q. 純正(メルセデス)のオイルじゃないとダメですか? A. MB-Approval 229.51 / 229.52 の認証を取得していれば、社外品でも純正と同等の性能です。Mobil 1・Castrol・Shell・Motul などの大手ブランドが認証済み製品を多数ラインナップしています。コスパ重視なら社外品の認証オイルがおすすめです。

Q. C63 AMG に普通の 5W-30 を入れても大丈夫ですか? A. 絶対にやめてください。M177 V8 エンジンは高出力・高熱負荷のため、メルセデスは MB 229.5 認証の 0W-40 を指定しています。粘度・耐熱性が足りないオイルを使うとエンジンを傷める原因になります。

Q. 「205040C」と「205040」、どちらが正しい型式ですか? A. メルセデス・ベンツ日本(MBJ)正規輸入の右ハンドル車では 「205040C」(末尾C付き) が正規表記です。ただし、中古車サイトや一部書類では「C」が省略されることがあります。両方とも同じ車 を指していると考えて差し支えありません。

Q. オイルが黒くなったらすぐ交換ですか? A. 走行中に黒くなるのはディーゼル(C220d)では特に正常です。色ではなく 走行距離・期間 で判断してください。逆に、ガソリン車で短期間で真っ黒になる場合は燃焼不良の可能性があるため点検を推奨します。

Q. ディップスティックがないのですが、どうやってオイル量を確認しますか? A. W205 後期モデルはディップスティックが省略され、メーター内の電子オイルレベル表示 で確認します。エンジン停止後5分待ってから、ステアリングのスイッチで「サービス → エンジンオイルレベル」を選択してください。

Q. C350e(PHEV)はオイル交換頻度が少なくていいですか? A. PHEV は短距離をEV走行で済ませることが多いため、エンジンオイルの劣化が早くなる傾向があります(コールドスタートが多いため)。通常モデルと同じ、または短めのサイクル(1年または1万km)での交換を推奨します。


まとめ

  • W205 Cクラス(C180/C200/C220d/C250/C300/C350e)の推奨オイルは 5W-30(MB-Approval 229.51 または 229.52)
  • AMG(C43/C63/C63 S)は専用規格 MB 229.5 の 0W-40 が指定(標準モデル用オイルは使用不可)
  • 容量は標準モデルで約 5.8L、C43 AMG で約 7.5〜8.0L、C63 / C63 S で約 8.5L
  • 交換はインジケーター表示またはディーラー指定サイクルに従いつつ、1年または1万km のどちらか早い方を目安に
  • フィルターは毎回同時交換が理想
  • 必ず MB-Approval 認証済み の信頼できるブランドを選ぶ

愛車のC(W205)を長く・気持ちよく乗り続けるために、オイル選びとサイクル管理は最優先のメンテナンスです。「ちょっと面倒だな」と感じたときこそ、ガイドに戻って正しい1本を選んであげてください。