結論

電池は「CR2450」。
1枚買えば、2分で直ります。

難易度 ★☆☆ 作業 約2分 費用 200〜400円 工具 不要(または細いマイナスドライバー1本)

↓ これを買えばOK。コンビニ・100均にはほぼ置いていないので、ネットか家電量販店で買うのが確実です。

✓ 黒い角丸の一体型キー(ボタン3つ+下にBMWエンブレム・F32型 2013〜2020) このページのままでOK

✗ 細身でフラットな新世代キー(G20世代の3シリーズなど 2019〜) 電池はCR2032で型番が違います → こちら

✗ 液晶画面付きのキー(ディスプレイキー) 充電式なので電池交換は不要です

✗ 先端が斜めにカットされた旧型キー(E90世代の3シリーズなど 〜2012頃) 車載充電式の個体があります

この記事の目次6項目

交換のしかた(6ステップ)

F32のキーは、ネジを外す方式ではなく、裏ぶた(バックカバー)をスライドさせて外すタイプです。こじ開ける必要はありません。

BMW F系キー CR2450 電池交換 6ステップ(裏ぶたスライド式)

  1. 🔓メカニカルキーを引き抜く

    キー側面または背面のリリースボタンを押し、内蔵の金属メカニカルキーを引き抜きます。

  2. 🔧裏ぶたをスライドさせて外す

    メカニカルキーを抜いた跡の溝(または裏ぶたの縁)に爪・コインの端を当て、裏ぶたを下方向にスライドさせて外します。硬い場合は細いマイナスドライバーを溝に当て、テコの要領で少しだけ浮かせてからスライドさせます。

  3. 🔋古いCR2450を取り出す

    外す前に+面(型番が書いてある面)がどちら向きか覚えておきます。

  4. 🔄新しいCR2450をはめる

    +面を上(裏ぶた側)に向けてはめ込みます。

  5. 🔒裏ぶたを戻す

    元の位置に「カチッ」と音がするまでスライドさせて戻します。

  6. 動作確認

    メカニカルキーを差し戻し、ドアのそばで施錠・解錠して動作確認します。

  1. キー側面または背面のリリースボタンを押し、内蔵の金属メカニカルキーを引き抜く
  2. メカニカルキーを抜いた跡の溝(または裏ぶたの縁)に爪・コインの端を当て、裏ぶたを下方向にスライドさせて外す。硬い場合は細いマイナスドライバーを溝に当て、てこの要領で少しだけ浮かせてからスライドさせる
  3. 古いCR2450を取り出す。外す前に+面(型番が書いてある面)がどちら向きか覚えておく
  4. 新しいCR2450を、+面を上(裏ぶた側)に向けてはめ込む
  5. 裏ぶたを元の位置に「カチッ」と音がするまでスライドさせて戻す
  6. メカニカルキーを差し戻し、ドアのそばで施錠・解錠して動作確認する

合わせ目を浮かせるときは1か所に力を集中させると、薄いプラスチックのツメが欠けます。全体を均等に動かすのがコツです。

交換ついでに、ケースの保護まで済ませるなら。 落下時の打痕やポケット内のスレからキーを守りつつ、見た目も上質になります。

なぜ世代で電池が変わるのか

「BMWのスマートキー電池」で検索すると、CR2032・CR2450・CR2025・「充電式で交換不可」と情報がバラバラに出てきて混乱します。これはBMWがキーの世代ごとに電源方式を変えてきたためです。F32世代の4シリーズ/3シリーズは、ボタン3つの黒い角丸キー=CR2450が基本です。

キーの世代・形 採用車種の例 電源
斜めにカットされた旧型キー E90世代の3シリーズなど(〜2012頃) 車載充電式(交換不可)の個体あり
黒い角丸の一体型キー(このページ) F30/F32など(2013〜2020頃) CR2450(自分で交換可)
ディスプレイ付きキー(液晶画面あり) 一部の上位グレード 充電式(交換不可)
細身でフラットな新世代キー G20世代の3シリーズなど(2019〜) CR2032(自分で交換可)

新しい3シリーズ(G20)でCR2032だったから、と同じ感覚でF32にCR2032を買ってくるとサイズ違いで入りません。新しい3シリーズ G20をお探しの方はBMW 3シリーズ G20 スマートキー電池交換 CR2032・工具不要・3分をご覧ください。

間違えやすい電池の型番

CR2450は「24.5mm/5.0mm」とふた回り大きいのが特徴です。

型番 直径×厚さ F32での可否
CR2450 24.5mm × 5.0mm ✅ 正解(これを買う)
CR2032 20.0mm × 3.2mm ❌ 直径も厚さも足りず固定されない
CR2025 20.0mm × 2.5mm ❌ さらに薄く、まったく接触しない

売り場で「CR」のあとの数字を末尾まで(2450)確認してから買ってください。古い電池を外して刻印を確かめてから買えば、まず間違えません。

つまずいたら、ここ

Q. 電池を替えたのに反応しない

9割は電池の向きです。開け直して「+」が上かを確認してください。それでも直らないときは、CR2450ではなく薄いCR2032を入れていないか、裏ぶたが最後までしっかり閉じているかを確認します。ここまで確認しても無反応なときは、スマートキーをエンジンスタートボタンに直接タッチさせるとエンジンはかかる設計です(電池が弱っていても始動できる応急手段)。それでも改善しない場合は、キー本体の基板故障や登録が外れている可能性があります。切り分けはBMW スマートキーが反応しない・電池交換だけじゃ直らない時の原因5つと対処法へ。

Q. ディーラーに頼んだらいくらかかりますか?

電池交換だけなら工賃込みで1,000〜3,000円程度が目安です。自分で行えば電池代(200〜400円)だけで済みます。

Q. CR2450は近所で買えますか?

コンビニ・100円ショップにはほぼありません。家電量販店かネット通販が確実です。CR2032と取り違えないよう、型番を末尾まで確認してください。

詳しい情報(読みたい人だけ)

対象グレード(自分の車を確認)

このページは 4シリーズ クーペ(F32型・2013〜2020年式) に該当します。

  • 420i クーペ / 428i クーペ / 430i クーペ
  • 435i クーペ / 440i クーペ
  • 420d クーペ / 425d クーペ / 430d クーペ

クーペ(F32)と同じ世代のグランクーペ(F36)・カブリオレ(F33)、また兄弟車にあたる3シリーズ セダン(F30)・ツーリング(F31)も、この黒い角丸の一体型キーであれば電池の型番・開け方は共通です。

精密ドライバーがあると確実な理由

F32のキーは基本スライドで開きますが、合わせ目が硬い個体や、他のBMW(底面に小ネジがあるタイプ)も触る方は、精密ドライバーが1本あると確実です。VESSEL TD-56 精密ドライバー6本セットは6サイズ入りで、BMW/MINI/Mercedes/フォルクスワーゲンのスマートキーに幅広く対応できる定番です。

刃先が摩耗した家庭用ドライバーで無理にこじると、キーのツメや小ネジを舐めてディーラー修理5,000〜10,000円コースになることも。精密ドライバー1本(1,500円程度)の備えで防げます。

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BMWの維持費、ついでに1分だけ。 電池は300円で直ります。でも保険と車検は、見直すだけで年間数万円変わることがあります。


この記事は、現役・輸入車販売店オーナーの立場から、4シリーズ クーペオーナーがディーラー見積もりに迷わず2分で解決できるよう、現場での相談事例と公式仕様をもとにまとめました。 — 現役・輸入車販売店オーナー